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聞いた言葉・第4回目、『大局観察、小局着手』

大局観察、小局着手

 この言葉は、ある事業に成功した(残念ながら名前は覚えていませんが)社長の座右の銘として、テレビで見ました。

 この人が言うには、「事業を進める時に、ものごとを幅広く、多方面から見て(大局を観察し)、何か具体的に手をつける時は、最初から大きくやるのではなく小さい所からおこなっていくこと(小局から着手する)が大切だ。その方が、失敗が、少なくて済む」と。

 古今東西、会社経営や何かの事業に成功された人は、人に言えない苦労や努力をされ、あるいは、その時代の時流に乗ったしかけなども取り入れておられるとおられると良く聞きました。
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 一度成功や成功のきっかけをつかむと、「次も、成功する」「次は、もっと大きく」と思うものです。そのため、まわりの環境(会社なら、市場調査など)や自らの持っている体力を考えずやりがちです。

 また、一度うまくいくと今まで多くの方々の力添えやアドバイスがあったことを、少し忘れがちになり、自分の力だけで、なんとかなるとも考えがちです。

 そんな時、この「大局観察、小局着手」の言葉は、効いてくると思います。この言葉は会社経営や事業とか、大きいことがらばかりではなく、身の回りのこと(例えば、家を建てるとか)でも、同じように思い出された言葉でした。

 ただ、何でも全部勉強して、資料をそろえて、分析・検討後実施すると言うのが、成功を収める理想過程かもしれませんが、そのようなことばかりではないと思います。時には、失敗したとしても、失敗を小さく少なくすることも、なかなか力量のいることだと思います。

 「大局観察、小局着手」、口で簡単に言えても、なかなか、自分自身では実行が伴わなわず、「できたらいいなあ」と思っています。(記:2001年9月13日)

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