ホームページの命は継続と更新
今回のこの言葉について、似たような内容が7年ほど前に(1990年代後半の頃)、パソコン雑誌などに書いてありました。また、私が長崎市内に勤務している頃、会議でご一緒した方から(当時)「インターネットの命はスピードと更新」とも聞きました。当時は光ファイバーやADSLが普及していない頃でしたので、スピードの話題は、けっこうありました。(掲載写真は、文章と関係ありません)
当時の一般家庭ではブロードバンド回線は、まだまだの状況でしたので、とにかくホームページに掲載する写真1枚のメモリーも10KB単位で気を使っていたような覚えもあります。しかし、その後各家庭にも光ファイバーやADSLが普及してからは、あまりスピードのことは問題にならなくなった現実があります。
ただ、(スピードの話題は別としても)「継続」と「更新」について、過去も現在も何ら変わることのないようなテーマだと思います。むしろ回線が早くなったおかげで余計に、この「継続」と「更新」は、クローズアップしてきたような気がします。
なぜなら、ブロードバンド回線登場前なら、ゆっくりペースで見ていたページが、現在では同じ時間で何倍と言うページが表示可能となっています。そのため、例えば更新しているか、していないか直ぐ分かるので、その分変わっていなければ、他のページにいきやすいのではないでしょうか。
私は、わたしなりに「このホームページ、いいなあ」、「参考にしたい」、「良く頑張って、更新しておられるなあ」など感心するページが多くありました。中には、ほぼ、毎日のように文章を更新・追加掲載しておられるページもあり、私のような生来の”サボり症”からすれば、本当にうらやましく思いました。
しかし、逆に、今まで「えっ」と思うようなページも、それこそたくさん見てきました。いつの間にか全部閉鎖されたり、あるいは何らかの事情で見たいページのところが削除されたり、あるいは数年も更新されなかったりとか。でも、中にはかなりの月日をおいて、「また、今度から復活し、更新することにしました」みたいな説明文で再度続けられているページも見てきました。
いずれにしましても、”十人十色”という通りホームページも、人それぞれに特色、継続、更新回数など違うなあと改めて思います。また、何新聞のサイトか忘れましたが、(概要次の通り)「せっかくホームページ開設したものの閉鎖になるものも6割くらいあり、その理由の多くは更新が邪魔くさいの原因がトップ」みたいに書いてありました。この理由は、私にも当てはまるもので、その実感を持って「そうだなあ」と思います。
また、この新聞サイトには、ご丁寧に(個人の)ホームページを長続きさせるコツみたいなものも書いてありました。(これまた詳細覚えていませんが)概要次の通り「とにかく、長い目で計画立てて、着実に自分の好きなページから、ゆっくり更新を続けていくのがいいのでは」と、まとめてありました。このこと、インターネットだからといって、何か特別なことではなかったようです。
ただ、私の場合、大変ありがたいことに閲覧者の方からの叱咤激励をメールなどで頂いている関係上、なんとか今まで更新も続けることができました。印刷物でもホームページでも、読んで頂いた方から反応や感想があることは、(私の場合)書いた本人としては、率直に嬉しいです。たとえそれが、自分の意見と違っていたり、反対意見であってもです。
また、閲覧して下さる人の中には、画像や文章まで送って下さる方もいて、そのようなことをして頂くと、もう感謝の念で一杯で足向けて寝れないくらいです。幸い私は日本の西の果て長崎県に住んでいますので、また送って下さることを夢見ながら東の方に頭向けて感謝しながら毎日寝ていますが。
いずれにしましても、インターネットだから、またはIT時代だからとか言っても、結局は、何か写真でも文章でも撮ったり作成したり、掲載したりするのは人がしない限り、ロボットがする訳ではありません。つまり、ホームページと人のすることは、一見違うようでも何か共通しているところもあるのではないでしょうか。
できれば、あと5年後も10年後も「あんたのホームページ、もうないかなあと思ったけど、マダあるし更新もしているので見てやったぞう!」とのメールをもらえるようにしたいなあと思っています。
(記:2005年11月8日)