アムステルダム市内観光その2
2013年12月26日(オランダ時間)
前ページには、マーストリヒト駅から乗車したオランダ国鉄・都市間特急車内のこと、車窓に広がるオランダの豊かな農地や農業のこと、さらにはアムステルダム中央駅に到着し、ホテルに旅行鞄を預けたところまで書きました。 明日(12月27日)朝からスキポール空港へ向かう予定でした。そのため、市内観光できるのは、今日(12月26日)1日だけだったので、早速アムステルダム中央駅付近から市内観光に出かけました。
アムステルダム中央駅
(写真1 参照) この アムステルダム中央駅(Station Amsterdam Centraal)について、まず、オランダ政府観光局の公式サイトより引用しますと、次の< >内のことが書いてあります。
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(写真1) アムステルダム中央駅(中央屋根にオランダ国章がある) |
<1889年に開業したアムステルダム中央駅。その大部分が建築家ピエール・カウパースと、建築技師ドルフ・ファン・ゲントによって設計デザインされました。
多くのアムステルダムの建築と同様この駅舎も多数の木杭基礎の上に建設されているため、定期的に地盤沈下の被害もありました。しかし建設から1世紀以上経た現在、毎日約30万人が利用する重要な鉄道交通の要へと成長したのです。
中央駅の構造 アムステルダム中央駅最大の特徴は、アーチを描く列車舎の屋根です。最大の列車舎は幅45メートルもあり、そのトラスやファサードには装飾が施されています。 2018年の完成予定で、駅舎とその周辺で大規模な再開発工事が進められています。この工事が完成した暁には、アムステルダム中央駅は世界屈指の鉄道駅にアップグレードします。 >
私の感想と言いますか、外観の第一印象は、「駅舎というよりも王宮か宮殿みたいな華麗な造りだなあ」と思いました。それと、「駅舎自体が観光地」との表現は、適切ではないかもしれませんが、見ごたえといいますか見栄えがして、下手な横好き素人写真家ながら、「うーん」とうならせるほどのものでした。
あと、この駅舎外観は、私の住んでいる長崎県内にあるホテルに似ていました。実は、そのことについて、ホテルオークラJRハウステンボスのサイトに「社長メッセージ」ページがあります。そこに、「(前略) JRハウステンボス駅から徒歩3分の交通至便なロケーションとオランダ鉄道アムステルダム中央駅を模した外観を特徴とする当ホテルは (後略) 」と書いてあるので間違いありません。
私もハウステンボスは何度となく行っていましたので、このことを少し聞いてはいたのですが、改めて「アムステルダム中央駅さん、あなたが本家本元だったんですね」と語りかけていました。駅舎出入り口の上部にある時計は、12時45分を指していました。
(写真 1 参照) そこから、ずっと上の中央屋根の台形状の中央部に、黄金色に輝いているのがありました。それは、上部に金色の王冠があり、その下側で王冠を頭に頂く2頭のライオンがオランダ国王の紋章を持った構図は、これら全体でオランダの国章を表しているようです。金などに縁のない者にとって、これらの紋章や国章だけでも大変豪華だなあと思いながら写真を撮っていました。
また、駅舎内について、私はマーストリヒト駅からの都市間特急の到着時に、歩きながら見た程度なので良くは覚えていません。でも、アーチ式の天井部を含めて、1階の通路や壁の上側もアーチや丸みを帯びた造りになっていたのと、独特の形状をしていた大きな柱が立っていたのは覚えています。特に、列車ホームの雰囲気は、建物もないむき出しに比べれば屋根がある分、少しは暗いのですが12月の冬、しかも曇り空の天候にしては、ガラス窓などの影響からか明るく感じていました。
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(写真2) ビクトリア・ホテルと大勢の人通り |
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(写真3) ダムラク(Damraku)通りのクリスマス市 |
さらに、線路やホームでは、近隣各国からの日本流に言えば”新幹線”の発着場ともなっているようで、黄・白・青・赤色など様々なカラーリングしてある各国の列車が行ったり来たりしていました。鉄道・駅舎ファンならば半日いても飽きないくらい見どころのある駅だなあと思いました。
あと、駅を出て直ぐの所に路面電車、バスやタクシーの乗降場所もあり、どの場所も人が多く活気が感じられました。路面電車は、3両の客車が連結しているようで、青・白色の2色が多いのですが、中には何の模様か分からないものもありました。さらに、行き交う本数も頻繁にあるようでした。
ダムラク(Damraku)通りのクリスマス市
印象深いアムステルダム中央駅を後にしながら、前方右側(西側)には大きなビクトリア・ホテルが見えていました。(写真 2 参照) そのホテルを見ながら横断歩道を渡ると、その前方(南西)にダムラク(Damraku)通りがありました。
この通りは、先ほどのホテル付近から進行(南西)方向先にあるダム広場(De Dam)まで目算ながら500m以上はありそうな感じでした。その両脇には、クリスマス市の店がズラリ並んでいて、私達が歩いていた間は、ずっと”押すな、おすな”の人通りが続いていました。(写真3 参照)
歩き通しだったので、ゆっくり見ることも、木工製品などに触ることもできませんでした。とにかく、商店で売っていないものは”馬の角(つの)”、そして食べ物屋さんにないものは”宇宙食”くらいではないかと、思うほどの店の数と種類でした。
また、このような店に並んでいるホットな食べ物や、お菓子類は、どれも美味しく見えたのは、食い意地が張っている私だけだったのでしょうか。また、(写真3)に写っているので、お分かりの通りマクドナルドの店やスイスの旗が出ている店などもありました。
この人通りの多い所は、”スリに要注意”と言うことで、なかなか写真も撮れず、今考えると惜しかったなあという雰囲気の所もありました。後で調べたのですが、この大勢の人通りは、クリスマスシーズンだけでなく、通常の午後前後からも同様のようで、それだったらクリスマスの頃は一層混むのは当然だったなあと思いました。
賑やかなダムラク通りのクリスマス市から切り抜けるようにして、やっと普通の道に出た時には、正直少しほっとしました。さらに、歩くと進行(南西)方向右側(西側)には、ダム広場(De Dam)があり、左側(東側)にはバイエンコルフ百貨店がありました。
(掲載日:2014年12月29日)
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(旅行メモ)
2013年12月26日(オランダ時間)
アムステルダム市内観光(2)
09時00分、マーストリヒト駅の自動券売機で切符を購入、
09時25分、アムステルダム中央駅に向けてオランダ国鉄の電車が出発
11時50分、アムステルダム中央駅に到着、タクシーでホテルへ向かう
12時20分、アマラス・ホテルへ到着、荷物だけを預ける
12時30分、ホテルを出てアムステルダム市内見学へ、運河沿い
12時40分、アムステルダム中央駅周辺を撮影
12時45分、ダムラク通りのクリスマス市を見ながら散策
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