雪越え飛行
２月１９日１４時４０分定刻通りランプアウトした全日空１７９便はグングンと高度を上げた。夜勤明けの眠たさもあるが天気も良く見慣れた近畿の山並みが近くに見えたのでずっと見ていた。 名古屋を経てしばらくすると眼下に雪をいただいている山並みが見えてきた。
どこかな〜と思いながら機内誌『翼の王国』の地図を出して確かめると御嶽山（3067ｍ）の上空らしかった。何回か見たことはあるが「ここでは俺が一番高いのだ。えへん！」といわんばかりどっしりとしている。
雲に隠れるまでの約１時間近く山の名前は分からないが、ずっと雪の山並みを越える飛行となった。昨年１月山形の庄内空港に行った時は今回よりずっと快晴で、一度キャンプをしたことのある上高地の梓川や大正池さらには穂高岳、槍ヶ岳などもはっきり視認できた。今年はそこまでは見えないのが残念だ。
私は全日空の路線を総て飛んだ訳ではない。でも、名古屋北方から新潟までの雪越え飛行ルートはおそらく全路線の中で眼下の景色では最高であろう。