新設、花園スキー場
「1100mから一気にダウンヒル」と言えばカッコイイが、それができない私はボーゲンでそろり、ソロリと降りることにした。「1000mヒュッテ」横から「見晴らし台ヒュッテ」を通り、花園コースに入った。朝で人も少ないのか、どこもガラガラで思いっ切り幅広く滑れた。
この花園コースは昨年できたばかりで、リフトもピカピカだった。初級では物足りない中級者用コーも良く、しかも全くリフト待ちゼロで練習にはもってこいであった。高原コースにいるであろう皆が気にはなったが、ここで滑ることにした。
ここではリフトと呼ばずに「クワッド」と言い、下の方の第1から上は高原第7リフト近くにある第3まであった。第1、3クワッドは透明なフード付きで寒い時に便利だ。スピードもかなり早く、数回練習した。この花園コースの中腹には幅広い、ゆったりした林間コースがあり気持が良い。
見上げればアンヌプリ山が迫って来るように見えた。広場のように見えるここには障子2枚を横にふたつずつ並べたような木作りの大きい看板があった。『ニセコ国有林、NATINAL FOREST、ニセコ花園スキー場、函館営林支局・倶知安営業林』などの文字は白でくっきり浮き出ていた。真ん中には鐘がぶら下がっており、紐を引くとカーンといい音がした。
11時頃からさすがに段々人も増えてきた。林間で初級者コースもあるためか、家族連れも他のコースより多いような気がした。