TOP   INDEX     BACK  NEXT

名古屋の人の見送りをあとに

 ぞくぞくと大阪組が帰り、次はバスに乗るために玄関から出ていく人もいた。青屋根に白字の「銀嶺荘」の文字をバックに入れながら写真を皆で撮った。「お土産はバス亭にもあるかな」「どこの店も似たような物だよ」等と言いながら道路を降りて行った。

 バス亭の前ではザックを積む人、お土産を物色する人、今までのスキーやこれからもよろしくと言い合っている人など様々であった。私も「名古屋の方のおかげで大変楽しかったです。また、東京などで会議でご一緒すればよろしくお願いします。チャンスあれば来年も来てみたいですね」等と話しはつきなかった。

 わずか2泊3日もないお付き合いだったが別れを惜しむようにして各自それぞれにバスに乗り込んだ。 名古屋の方はもう1泊される予定だが、スキー途中なのにわざわざ見送りに来て頂いた。人柄の良さを感じつつツアーの無事を念じて手を振った。バスは定刻通り12時45分に出発した。

 車中では同乗者の方からステンドグラス等の珍しい話しを教えていただいた。しばらくすると20日に来たこともあるルスツリゾートホテルに着いた。今回は少し時間があるので探索することにした。アンティークの置物、木彫り細工、お菓子、ガラス工芸、その他、まあよくもこんなにあるものだと思えるような小さな店が通路を挟んで左右にあった。アメリカンポップスの自動演奏に合わせて動いてる人形が面白かった。

 この廊下の出口の方にはリフト乗り場に続いていているのかスキー客が数名いた。外はさすがに寒いため何も確認しないで元の廊下に戻った。廊下沿いある店のひとつに『北一硝子』があった。この本店・工場は小樽にあり、6年程前に行ったことがあった。天井の高い古い倉庫で所狭しと何千何万点あるのかガラス細工が飾ってあるのを覚えていた。

 懐かしさもあり、のぞいて見ると青、赤、透明など目にもあざやかなガラス製品がここにも置いてあった。ワイングラスでも買おうかと思ったが、値段と形が合わなかった。 結局何も買うことなく15時40分出発の時間が迫ってきた。あとは一路千歳空港まで、20日に比べ皆口数が少なかった。

TOP   INDEX     BACK  NEXT