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コンシュルジュリ、サントシャペル寺院など
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コンシェルジュリ
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マリーアントワネットの人形
1996年9月2日その
コンシェルジュリ
 15時頃
ノートルダム寺院前広場から右に折れて直ぐという感じで左側にパリ警視庁の建物が見え、その横に広場のような道がありました。その右あたりに花市があり、口々に「綺麗ねえ」、「ここは花のパリよ」、「けっこう沢山あるねえ」など言いながら、しばし目の保養になりました。

 そこを進むと、かなり警戒厳重そうな門構えの所が見えてきました。コンシェルジュリとフランスの最高裁判所は同じ敷地内にありました。コンシェルジュリ(ラ・コンシェルジュリ La Conciergerie)は、14世紀にフィリップ4世が建てさせた宮殿です。

 あとコンシェルジュリのコンシェルジェとは「門衛」と言う意味があり、元々はセーヌ川対岸にあるルーブル宮殿の門衛所がここにあったようです。このコンシェルジュリは、最初王様の居城として使われたようですが、その後牢獄に変わりました。

 有名なのがフランス大革命で、この時のべ約2600名にも及ぶ人が収監されました。その名簿も展示してしてありました。その中でも、とりわけ有名なのがルイ16世の王妃マリー・アントワネットでした。

 彼女は、ここで約2カ月半過ごし、コンコルド広場にあった断頭台(ギロチン)に送られました。その他ではダントン、ロベスピエールなどでしょうか。私達は、順路にそって見学しましたが、にいさんは「なんかここは霊気が漂っているような、なんかそんな感じがするなあ」との発言もありましたが、なんか重々しい雰囲気でした。

 当時を再現したのでしょうかマリー・アントワネット(右の写真)や衝立を一枚隔てて監視している兵隊などの人形もおいてありました。あと後で外に出て対岸から、このコンシェルジュリの外観(右上の写真)を見たのですが、丸い尖がった塔か目立ちます。これは左からシーザーの塔、銀の塔、ボンベックの塔と呼ばれています。左端の四角の塔には時計台にもなっています。この時計は戸外にある物ではパリ最古の公共の時計だそうです。

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サント・シャペル寺院
サントシャペル寺院
 次に私達は、サントシャペル寺院に行きました。この寺院は、キリストの茨の冠などを納めるためルイ9世が造らせた教会で、1248年に完成しました。1階は宮廷に仕える使用人の礼拝堂で、2階が王家の用の礼拝堂でした。私達は、1階はさっと見て2階への細い階段を上がりました。

 すると、思わず目を見張るものがありました。まわりの壁一面のステンドグラスで、まるでここだけは別世界のような、そんな趣がしました。ガラスに描かれた絵には、それぞれの情景や意味があるようですが、まずはそれらは分からなくとも行った4人とも「スゴイねえ」、「綺麗ねえ、「見事だねえ」と声が出ていました。

 ちなみに、このステンドグラスはパリ最古のものだそうです。しばし見とれていましたが、他の観光客も同じような感じで、壁や天井など、ゆっくり静かに見ておられました。私も、教会やステンドグラスは色々な所で見てはきましたが、ここのステンドグラスの素晴らしさでは、郡を抜いていると思いました。

カフェ・ジメール
 
サントシャペル寺院を出て、セーヌ川を右岸方向に向かいました。途中、コンシェルジュリなどを振り返りながらカメラに納めました。少し歩くとシャトレ広場に立つサンジャックの塔が見えてきました。この塔は元々ここにあった教会の鐘楼で、塔だけが残ったものです。あと、巡礼者の出発地点もここでした。「確か、ここでパスカルは大気圧の実験をしたところよ」などを言いながら歩き、少し休憩しようと言うことになりました。

 「ジメールがいいのでは」とヨーコちゃんたちが言うので、この店に入ると、天井がフレスコ画がみたいで奇麗な雰囲気のある店内でした。コーヒーなどを頼み、メモ帳などに書いていましたら音楽がステレオで流れてきました。曲はサイモンとアート・ガーファンクルの「スカボローフェアー」の曲で、「イヤー、懐かしい。嬉しいねえ、こんな所でこんな曲が聴けるとは」などと言っていました。

 ノンビリ、ゆっくりできましたので、87フラン払って外に出ました。まだまだ16時半ですし陽も当然高いのですが、一旦ホテルに帰ることにしました。セーヌ川右岸を歩きながら、ノートルダム寺院などを写真に撮りました。橋を渡り、さらに行くとレストラン・『ツールダルジャン』の前に来て「ここが鴨料理と値段が超高級なことで有名レストランよ」と言っていました。

ミラマ(美麗華酒家)
 ホテルでゆっくりしてから、少し歩いた所に今日の夕食予定の中華料理店『ミラマ(美麗華酒家)』がありました。日本風な呼び方で言うと、焼き飯、春巻き、ワンタンなど、いずれも味も美味しく、しかも今回の旅行で久しぶり箸で食べるりょうりでしたので4人とも食がすすみました。

 また、「ここ美味しいねえ」「また、来ようか」と話も弾みました。ここの店は、どの料理もまあまあなのに値段も庶民的で良かったと思います。結局、もう一回来店することになりました。

 お腹も満足したので少し歩くことにしました。明日行く予定の地下鉄路線図の下調べのため、サント・シャペル駅に向かいました。路線図で、どこで乗り換えたらいいのか、色々と見て料金も確認し、また外に出ました。駅の近くにある『カフェ・ソルボン』のテラス席で、19時半でもマダマダ明るい夕方を三々五々歩く人通りなどを見ていました。

 「買い物に行きたい」と言うタカちゃん、ヨーコちゃんと別れ、私は一人で別方向にあったコンビに店に行きました。そこで1リッター入りのミネラルウォーターを買い、ホテルに戻ると21時まわっていました。お風呂に入り、いい気持ちで明日行く予定のヴェルサイユ宮殿の地図を枕元で見ていましたら、いつの間にか寝ていました。

(旅行メモ)
15:00 ノートルダム寺院前広場から花市の出ていた通りを歩いた。
15:05 コンシュリジュリを見学した。
15:30 サントシャペル寺院を見学、セーヌ川右岸へ行った。
16:05 『カフェ・ジメール』に入った。
16:50 『カフェ・ジメール』を出てセーヌ川右岸を歩き、橋を渡った。
17:30 ホテル・ラ・ツール・ノートルダムに戻った。
18:40 夕食は『ミラマ(美麗華)』へ行った。
19:20 明日の下調べのため、サント・シャペル駅へ行き、その後『カフェ・ソルボン』で休んだ。
21:30 一人でコンビニ店に行きミネラルウォーターを買った。
21:07 ホテル・ラ・ツール・ノートルダムへ、入浴、就寝。
(掲載日:2006年6月23日)

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