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マルセイユ大通り

ミッシェルの看板
 (2004年6月18日) 観光船によるイル川クルージングが予定より、10分位遅くなったため、姪が約束している昼食時間に遅れてしまいそうになり、下船後急ぐことにしました。

 ロアン宮殿の庭を通り、いくつかの細い路地を抜けると先ほどまで観光船から見ていた運河に出てきました。ここに架かっている橋を渡ると、マルセイユ大通りで、この付近は旧市街地ではないのか、車の走行も見ました。

 約10数分遅れになりましたが、先に来ておられた姪の友達3人が店の前で手を振って出迎えてくれました。この店は、ミッシェル(MICHEL)と言うレストランで、テラス席も中もほぼお客さんで埋まっていました。私たちは7人の団体さんになりますので、店の奥の部屋に案内されました。

ミッシェルのテラス席
 メニューが配られ、各々考えていましたが、ストラスブール在住の方はこれから、パーティーがあるとのことで軽目のサラダ系を注文しておられました。私は、麺類を食べたかったので一人だけ、スパゲッティー・ボロネーゼとビールを注文しました。

 食事を待つ間、久しぶりの再会で女性陣6人一気に話しが盛り上がり、(当時の)日本最新ニュースの年金問題から芸能人の話題まで、幅広いものでした。どこに住んでいても、日本の最新情報を同じように話しできるのは、当然と言えばとうぜんなのでしょうが、インターネットのおかげと思いました。

 トイレに立ったのですが、ここは地下にあり綺麗で清潔でした。トイレと言えば、日本のレストランなどはけっこう1階が多いと思いますが、(私の印象だけかもしれませんが)こちらやパリでも、その多くが地下にあったような気がしました。まあ、土地面積さえあれば、日常の清掃や安全上も地上の1階でもいいのでしょうが、なぜこちらは地下に多いのか、毎回旅行しても分からない点です。

トラムと敷道内の芝生
 まずはビールが来ましたので、グラスの下に付いている丸い紙の飾り(念のためコースターではありません)を見ると、「METEOR」(メテオ)と書いてありました。

 このメテオのビールは、この旅行期間中、数回飲んだようでフランスのビールメーカーかなあと思いました。この昼間のビール、少し歩いたこともありのど越し良く感じました。

 ストラスブールの留学から、この夏帰国される方に、「もう、日本には帰りたくないのでは?」とたずねますと、「一旦は、帰って、また来てみたいですね」との答えでした。

 スパゲッティーを運んで来た愛想のいいギャルソンは、習いたての日本語で「ドウゾ、ドウゾ」とすすめてくれました。スパゲッティーの味は、やはり本場ローマのトレヴィの泉近くにあったレストランで2回も食べたもののようにはいかなった感じがしました。

 皆さん、フォークとナイフが進むたびに、さらには打ち解けて話しがいっそう進んだようでした。また、この店は夜、スナックもやっているのか、「SNACK MICHEL」という折りたたみ式のパンフレットをもらいました。この中には、簡単なストラスブールの地図もあり、市内が分かりやすいなあと思いました。最後に、先ほどのギャルソンがカメラで撮ってくれたり、一緒に収まってくれたりとサービス満点でした。

 出口付近のテラス席では、もう既に14時回っているのにけっこう一杯で、なかなかの人気店だなあと思いました。ここで、「また、お会いしましょう」と言い合って、ストラスブール在住の方とは別れました。

ストラスブール国立劇場
 マルセイユ大通りを歩いていると、反対側に大きい郵便局があり、立ち寄ることにしました。階段を上がるとそこのフロアーにはイラストが何十枚も展示してありました。

 私は、イラストは全く描けませんが興味だけはあり、どこかにこのイラストのまとまった本などはないか探したのですが、どうもこのA4位のサイズは、展示用みたいでした。

 あと、郵便局の窓口と言えば、オープンな日本に比べてちょっとした隙間しかなくて、けっこう警戒厳重だなあと思いました。

 葉書の購入も終わり、さらにこの通りを進むと国立地方音楽院ストラスブール校が左手に見えてきました。トラムの停留所も近くにあり、よく見ると普通は敷石かアスファルトの所が、なんと芝生が全面に張ってあり、なんか珍しかったです。これは、環境にもいいし、消音対策上もあるみたいでした。

 このマルセイユ大通りの外れ付近の右手には、連邦広場があり、その中にはストラスブール国立劇場(Theatre national de Strasbourg)の建物が見えました。そこを見ながら、左に入りトラムも走っている劇場橋を渡ることにしました。(掲載日:2004年7月19日)

参考(ホームページ)資料
ストラスブール国立劇場(Theatre national de Strasbourg)


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