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車のない通りとトラム
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デパートとショッピングモール
(2004年6月18日) ブログリー広場の市場も見終わって、今からの夕方までの時間は、お土産やその他の買い物時間となりました。私たちは、トラムの線がある通りを歩いて、プランタン・デパートに向かうことにしました。
平日のこの時間(15時前)なのに、けっこう人通りが多いなあと思いました。特に、年配夫婦のそぞろ歩きやお孫さんを連れてケーキを買い求める姿などです。
お年寄りに優しい街造りをしていると前から聞いてはいましたが、この人の動きを見て改めてそのことを実感しました。また、ほとんどの店の構えや店員さんの数なども、小さくて少なくて小規模か家族経営みたいに思えました。
ストラスブールのプランタン・デパートは、日頃見慣れている日本のデパートに比べたら、小さい感じでした。ここで、私は、以前から買おうと思っていたソムリエナイフを求めて、調理器具や台所用品売り場に向かいました。
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シャトー・ラギオールのソムリエナイフ
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パリのプランタンやラファイエットデパートでもそうでしたが、全体の売り場面積にしては、この売り場はどこもけっこう充実しているなあと思いました。
売り場入口付近には、最新式のワインオープナーも置いてあり本で見た人気商品は、さすがに値段も高かったです。私はそれらとは違う旧来型のソムリエナイフを探していたので、店員さんに尋ねると売り場奥のガラスケースに、置いてありました。
「あっ、これだコレダ」と思いつつ、「シャトー・ラギオール」に間違いありませんでした。少し色違いかなあと思い、他に同種の物はないのか、聞いてもらいましたがなかったみたいです。
どうしようか少し迷いましたが、姪から「帰国したら、なかなか手に入らないのでは」との的確なアドバイスもあり吹っ切れて、黒水牛の柄の付いたソムリエナイフを120ユーロ(約16500円)を支払い、手にしました。
後でゆっくり見たのですが、これはどうも私が当初考えていた物よりグレードのいい物で、結果大満足でした。また、このナイフの入っているケースは、手触りのいいレザー張りで、トレードマークの蜜蜂も誇らしげに見えました。(このシャトー・ラギオールのソムリエナイフの詳細は、「職人技 本物はいい」のページに掲載していますので、ここからご覧下さい)
あとの調理器具用品などを見てまわりましたが、いずれも、さすが「食の大国」で、その食を作る道具類もいつ見てもいい物があるなあと感心しました。ただ、これ以上買うと予算的に困るので、次の売り場に向かうことにしました。
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お土産のお菓子
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紳士服売り場では、主にシャツとネクタイを見てまわりました。夏物の軽そうな、涼しそうな商品が出揃っていました。デザインのいいのはやはり少し高目ですし、そうでない物はお手ごろ価格で、心憎い設定でした。
姪がお土産用にネクタイを購入し、次のショッピングモールに向かうため、外に出ました。トラムの路線が交わるこの通り付近は、先ほどより人が一段と増えた感じでした。特に、学校や仕事を終えたのか、今度は若い人が多くなりました。
近くの橋を渡ると、2階建ての壁一面にTシャツ風の服を何百枚か貼り付けた建物を右手に見ながら進むと、そのショッピングモールは見えてきました。
ここは、「Place des Halles」と言うモールで、通路左右ずっと店が続いていました。先ほどまで旧市街の小さな店ばかり見てきたので、ここはなんか違う感じといいますか、逆に日本ではどこでもあるようなショッピングモールか地下街と同じだなあと思いました。
まずは、姪が甥の土産用にサッカーシャツを買いたいと言うことでスポーツ用品店に連れて行ってくれました。ここなら、ヨーロッパ全てのサッカーチームのユニフォームが揃っているのではないかと思うほど種類もサイズも豊富でした。また、サッカーばかりではなく、バスケットボールやマダムかおる得意の自転車その他の競技用品も所狭しと、並んでいました。
陳列棚の間には、ちょっとした長椅子もありましたが、そこに座り、飲み物とサンドウィッチを頬張る人も数人いて、「えーえ、店内で食べているのか」と思いました。支払いも終わり、少し歩き疲れもあったので同じモール内の1階にあるパン屋兼カフェのPAUL(ポール)と言う店に行きました。
ここは気楽なテラス風の椅子に座り、頼んだのがオレンジジュースで、これが文句なく「うまーい」でした。ジュースくらいで騒ぐ必要はないのですが、日頃日本で何かほかに入っているようなジュースとは違って、天然100%ジュースなのか、やや酸っぱいながら、あと数杯飲みたくなるような味がしました。
その後、姪が2タイム同時表示の時計、私がお土産用の春夏物用スカーフを『C&A』と言う店で購入し、このショッピングモールを後にしました。旧市街地に戻り、ギャルリーラファイエットデパートの食料品売り場に行きました。今日最後の買い物は、お土産用のお菓子やチョコレートでした。この中で、後日東京在住の方に送ったお菓子が好評でした。
買い物が苦手と言うより嫌な方の私ですが、今回姪からの適切なアドバイスもあり、私としては上出来でした。(掲載日:2004年7月23日)