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牧場のハイキング

 展望台の前は180度のパノラマでアイガー、シュレックホルン、ヴィッターホルン等の山並みが雲の切れ目に見えた。テラス下の草地からパラグライダーのテイクオフを見た。下に降りて見に行く人、残ってお土産を買う人に別れそれぞれ時間をつぶした。

 16時10分帰る時間となった。今度はグリンデルの中間駅まで歩いて降りることにした。岩場、泥道、小川、草地と絶好のハイキングコースだった。所どころに石の上に赤色と白色でペイントしたハイキングコースの標示があり、迷うことはなかった。

 牧場の中には雪解け水か雨水かアルプスの清流も流れており、手をつけると冷たかった。グリンデル駅まで道を探しながら小屋を遠回りすると駅舎が見えてきた。

 16時50分にグリンデル駅からゴンドラに乗った。来た時より、霧がかかっているためか良く景色が見えなかった。17時過ぎにフィルストバーン駅に到着した。ここで小林さんがバッグを忘れたことを思いだす。中には明日のユングフラウ・ヨッホ行き及びジュネーブへ帰るための全員の切符が入っていた。

 「フィルストの展望台の下かゴンドラの中に置き忘れたかな?」と話しておられた。係り員に電話してもらったところ直ぐには分からないと言うことでホテルと氏名を告げ帰ることにした。(1994年1月1日記す)


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