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アーミーナイフ

 定刻の18時20分ジュネーブ、コルナバン駅に到着した。駅前通りのスーパー・『メグレ(MMコルナバン)』で買い物をした。このスーパーは日本のダイエー程はないにしてもスイスに来て小さなキオスクやコープを見慣れていたので大きく感じた。

 生鮮コーナーでは山と積まれた果実、普通のまな板には乗らないような大きいロブスター、生きていないだけでそのまま大きさで売っている鶏や子豚など種類も豊富だった。「あのロブスターは日本だったら軽く1万円以上するでしょうね」と言うのがせめてもの国内外で買えない者の印象だった。

 お菓子コーナーに行きお土産用にチョレート等合計42.3フラン買った。 『メグレ』店を出て、駅前通りを歩くと別のお土産店でアーミーナイフ、刺繍入りハンカチ等を買った。アーミーナイフはスイスオリジナルの製品で『VICTORINOX(ヴィクトリノックス)社』がいいと同僚から聞いていたのでその標準モデルにした。1個18スイスフランだった。

 19時20分ホテル着き、直ぐに夕食に出かけることにした。先導役は昨日私達とはぐれ一人で町中を歩かれた安藤弁護士だった。「そんな遠くないよ、ついてきて」との言葉を信じて外に出た。今回は怪我された山口夫人も参加され、全員で小雨の振りだしたジュネーブ最後の夜を歩いた。(1994年1月1日記す)

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