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偕楽園、その1

 歴史館からブラブラ少し歩くと、偕楽園の古い木でできた御成門が見えてきました。今まで金沢の兼六園、岡山の後楽園に行きましたので、「水戸の偕楽園を見たら、これで日本三名園を見ることになる」と思いながら入りました。門のところには案内板などがあるだけで、誰も受付のような人がいません。

 驚いたことにここは園内だけなら無料でした。これには理由があります。この庭園は第9代水戸藩主徳川斉昭が作り、その時から偕楽園の語源にもなった『民と偕(ともに)に楽しむ』と言うように最初から庶民ととも歩んできた庭園のようです。

 最初に目に入ってきたものは何と言っても広いひろい梅林です。いくつあるのか全然勘定ができない、梅林の真ん中に入ればまわり梅ばかりで他は何も見えない位です。残念ながら、まだ、つぼみは固くちょっと寒々とした感じでした。それでも中には気の早い梅もあるのか、淡いピンクや白い小さな花をつけた木も3本ほどあり、目を楽しませてくれました。

 梅林の外れには孟宗竹の林がありました。この下の方に「吐玉泉」と言う泉があると言うので行ってみました。大理石のまるい作りからコンコン泉が湧き出ていました。一口すするとまあまあの水でした。両脇に杉や笹の葉の生い茂った小道を登りながら歩くと「好文亭」の入口に出てきました。

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