もう一つのケントス
(この店は、私が1990年頃までに全国ケントス巡りをしていた以降にオープンしたので、残念ながら、なかなか、行けませんでした。それで、全国全店掲載後、再度下記を追加掲載しています)
今年(2002年)9月28日、航空の大先輩たちの定年退職慰労会が行われることを機会に、久しぶりに長崎から東京に行く機会がありました。私は、その前の日(2002年9月27日)に、狙いすましたように(笑い)今まで行ったことのなかった新宿ケントスに行きました。
入るとまず店の内装などは、今まで行った全国の店と大きくは変っていませんでした。ただ、ステージの絵は、他店と違っていて、星条旗でした。(これらの絵については、「大阪梅田ケントスその2」をご参照下さい)また、ソファーの背もたれ部分が他の店は黒色でしたが、この店は赤い色で少し変ってるかなあと思った程度でした。
スタッフの方は、スーツの方を除くと、いずれも赤いシャツにアイボリー系のズボン、小さな黒い前掛けでした。また、なぜかしら、あご髭の方も多かったような気がしました。私は分りませんが、あご髭とここで演奏される曲や店の雰囲気と何か関係あるのかなあと思いました。
最初のステージは、19時20分から始まりましたが、私はまずそのバンド編成に今まで全国店と比べて驚きました。向かって左からトロンボーン1人、サックス1人、トランペット2人の管楽器担当、さらにギター、ベース、ドラムス、キーボード、パーカッション及びボーカル担当で、全員で11名編成でした。
今まで全国で見たバンドで8名編成までは見ましたが、11人は始めてでした。また、管楽器担当4人も始めてで、曲自体が”ブラス風”なのかなあと勝手に想像していました。
演奏が始まるとこの管楽器陣がけっこう派手に目立つ存在で、なかなか他店と違った雰囲気が出ていました。今まで’50〜’60年代のオールディーズばかり聴いてきた私にとって、あまり馴染みのない曲もありましたが、中にはスリーディグリーズの「天使のささやき」など、私の知っている曲もかかり、ええなあと言う感じで2ステージ聴きました。
1ステージ目のエンディングは、「ソウルトレインのテーマ」でした。改めて、この店のホームページに書いてあった「BACK TO 70’s 70’sモータウン、R&B、ソウルサウンドからミュンヘンサウンド、ファンク&ブラコン、AORまであの心を揺さぶるスター達の不滅の名曲が熱狂ライブで甦る!」などの言葉を思い出しました。
この新宿ケントスは今までの店と比べて、もう一つの違ったケントスだったのです。東京には一時期(1990年代前半)、六本木、銀座、錦糸町、新宿と4店、首都圏の川崎、宇都宮、大宮店まで加えるとかなりの数になっていました。それまでの ’50〜’60年代のオールディーズばかりでななく、他店と違う何か特色を出そうと、この店はイメージチェンジされたのかなあと思いました。
休み前の夜のためか、はたまた、毎日なのかは知りませんが、最初からけっこうなお客さんの入りでした。1ステージ終わり頃には踊る人も多く、東京らしいなあと思いました。(記:2002年10月4日)
|