<撮影メモ>
毎年9月下旬になれば、「暑さ寒さも彼岸まで」との挨拶も多くなります。この言葉を大辞林の解説で読みますと、次の<>内通りに書いてあります。 <暑さも寒さも春秋の彼岸のころにはやわらいで、しのぎやすくなる>(大辞林より)
今年(2018年)の夏季は、記録的な暑さ続きでした。7月〜9月上旬まで、猛暑、酷暑、残暑などの言葉も飛び交いました。また、マスコミでは、「命にかかわる危険な暑さ」とか、「この酷暑が常態化」などの表現もあったかと思います。そして、日常会話でも、「人間の社会がおかしくなっているので、まともな自然さえも、おかしくなってきたなあ」みたいな話も交わされました。
しかし、そのことも一段落して、やっと朝夕過ごしやすくなってきたかと思う、この時季に忘れることなく咲くのが、お彼岸の代名詞的な花でもある彼岸花(ヒガンバナ)です。何十億年という地球や何十万年という人の歴史の時間軸から考えれば、この咲くタイミングは正確そのものような気がします。
あと、この花を見ますと、季節感に疎い(うとい)私の目からも、春夏秋冬の境目さえ感じていました。人によっては、好き嫌いが激しい花かもしれませんが、季節感の関係だけで言えば、桜なとともに上位に位置しているのではないでしょうか。
・彼岸花関係ページ: 「鉢巻山の彼岸花」 、「ヒガンバナ(彼岸花)、その2」、「金色のヒガンバナ(彼岸花)」
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