<撮影メモ> このアジサイ(紫陽花)について、国語辞典の大辞泉には、次の<>内の通り書いてあります。<ガクアジサイから日本で改良された園芸品種。高さ1〜1.5メートルの落葉低木。葉は大きな楕円形。初夏、淡青色から淡紫紅色に変わる萼(がく)のある小花が、球状に集まって咲く。庭木にする。八仙花(はっせんか)。しちへんげ。しようか。<季 夏>「紫陽花や藪を小庭の別座敷/松尾芭蕉」 >
この道路脇に咲いていたアジサイ(紫陽花)を撮影したのは、梅雨時の小振りの時でした。「あー、まだ紫陽花は花写真シリーズに掲載していなかったなあ」と思い出し、車に積んでいたカメラで撮ったものです。レンズに雨が付くのでハンカチで何回も拭きながら撮りました。
撮影した紫陽花について、植えつけられた当時は知りませんが、現在の様子から見ればあまり人の手が入っていない、どちらかと言うと自然のままに育っている感じでした。私は、この花についても全く知識はないのですが、葉っぱなどは同じように見えても花の色は、真っ白、薄い白、ピンク、やや薄いピンク、薄い青色など、けっこう違って見えました。
私は花撮影の場合、雨の日よりも晴れた日が、より美しく撮れています。でも、紫陽花は、やはり小雨模様に合っているなあと思いました。また、先に紹介しました松尾芭蕉の俳句も小庭のいい感じの雰囲気と言いますか、紫陽花の咲いている情景が浮かんでくるような内容です。
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