今アルザスが面白い1、世界遺産のストラスブール旧市街
前回までの「見た、食べた、歩いた」風の旅行記は、一区切りして今回のページから『今アルザスが面白い』というシリーズで、ひとつの話題風にまとめた内容を掲載したいと思いました。ただ、そうは言っても登場している場所が変わるわけではありませんので、文章内容や写真などの重複掲載は、あらかじめご容赦願います。初回は、今回訪れた世界遺産についてです。 今回の旅行で世界遺産と言えば、ユネスコに1988年登録された『ストラスブール旧市街』(Strasbourg-Grande ile)を見ました。まず、私は、恥ずかしながら最初からこの名称『Strasbourg-Grande ile』のGrande ile(グランディール)について、大きな間違いをしていました。 Grande ileの「ile」とは、この地を流れているライン川の支流であるイル川のことと思っていました。つまり直訳すれば「大きいイル川」かなあと。ところがストラスブール観光案内サイトの英語版を見ると、「Great Island」(大きい島)と紹介してあり、何だ(二つのイル川の間にある)「島(中洲)」のことかと思いました。 地名には、そこそれぞれに表現や歴史があり、私のような先入観で考えるのは、間違いの元だなあと改めて思いました。『旧市街』との日本語表記は、説明文のようなものなのでしょうか。また、ここは、日本の世界遺産である姫路城などと違って、街全体(旧市街)』が登録されています。登録内容の基準は、『文化遺産』です。 そのような状況から、『世界遺産のストラスブール旧市街』といえば、この市街地全体を書かないといけないのかもしれませんが、それでは私のような素人ではまとめてとらえきれないので、見学した特徴ある建物などを中心に触れたいと思います。
(掲載日:2004年8月17日) |