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小さなお握り屋さん

 11日の朝10時半位の『スーパーひたち』に乗るまで少し寝坊して平駅に行きました。もう9時過ぎていましたのでどこか朝食をと思い喫茶店を探しました。しかし、どにもないんですよね。大阪の阪急駅周辺の感覚ではダメです。宅配便を頼みに駅通りの「いわき通運」に行きました。

 前の日に水戸駅で慌てて買った納豆と梅それにアッタッシュケースにかさばっていた本3冊を取り出し専用の袋に入れてもらいました。「あっ、軽くなった。これでブラブラしやすくなった」と受付の女性の人に言うと、「それは良かったですね」の返事がありました。

 ついでに「ここら辺で朝食できる所はないでしょうか? 駅の中はなかったんですよね」とたずねてみました。「ひとつ通り越してこのビルの反対方面にキーコーヒー店があり、そこでモーニングサービスをしてますよ」と丁寧に教えてもらいました。

 肩からすうっと軽くなった鞄をさげ、教えてもらった通りの道をぐるっとまわると細い裏通りに喫茶店がありました。ふっとその店の反対側を見ると『松よし』と言う暖簾の架かった店がありました。ガラスの陳列台には何種類かのお握りが並べてありました。

 生来の和食党の私は喫茶店のトーストより、ご飯に目がいきました。暖簾をくぐるといきなり飯台と椅子がある感じでした。「朝食できますか?」と聞きますと、おじいさんが「おにぎりならね」と。「あれとこれとで3個、それに味噌汁をお願いします」 残念ながら味噌汁はインスタントでしたがお握りはマアマアでした。

 向かいの喫茶店『コーヒーブレーク』で休憩と時間つぶしのためゆっくりコーヒーを飲みました。次の目的地をどこにするのか、作並か、秋保か、どちらにしても仙台からバスの時間がいいのがいいなあと単純に考えました。

 駅ビルの本屋さんで次に行きたい所を立ち見したり、バーゲンをしている店でジャンパーなどさわっていましたら、いい時間になりました。ホームに行くと昨日東京から水戸まで乗っていた「スーパーひたち5号」が滑り込んできました。

 不思議と何回も乗ったことないのに同じ電車番号だと親しさを感じました。常磐線は東北新幹線に比べ景色が違うような気がしました。左手に阿武隈山地を見ながら田圃の中をずっと走っているようでした。

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