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シュッツガルトの骨董市 |
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MARKTHALLE(マーケットホール)の壁絵 |
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昼食を食べた店 |
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3種類の昼食 |
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中央部にトナカイなどがある派手なクリスマスの飾り付け |
シュトゥットガルトのクリスマス市その5( 骨董市、ドイツ風の昼食など)
2015年12月18日(ドイツ時間)
前ページ「シュポラー通りなど」には、このシュポラー通りのクリスマス市にあったジャム店とチャーミングな売り子さんことや、シラー広場で小学生が楽器演奏していたことなどを主に書きました。そして、段々と馴染んできたシラープラッツ通りや、シラー広場周辺のクリスマス市などについても触れています。
今回のページは、最初にくぐったクリスマス市(Weihnachtsmarkt)の入場門から、右手(東南東)側へ進み、カールス広場でおこなわれていた骨董市の見学、昼食で食べたドイツ料理(郷土郷里)などについて書いています。
州立博物館の垂れ幕
私たちは、シラープラッツ通りにあったクリスマス市の入場門を後にして、そばにある旧宮殿(Altes Schloss)=州立博物館を何回も振り返りながら、写真撮るには、どこかいい位置がないかと、東南東側へ歩いていました。そして、この時に撮った1枚が、右側上から1番目写真です。
この写真の右側にある尖がり帽子みたいな丸屋根の塔には、この時に展示中の大変大きい垂れ幕が掛かっていました。オレンジ色の地に、白色の大きな文字でCHRISTOPHと、読めました。この文字は、日本語風ならば、「クリストフ展」と言うのでしょう。
そして、この文字をヒントにドイツ語検索してみますと、「Herzog Christoph=デューク・クリストフ(1515〜1568) 」とあり、さらには「ヴュルテンベルク公」、「旧宮殿をルネサンス様式へ改築した人」などの説明文もあるようです。
カールス広場での骨董市
旧宮殿から目測で50m位歩いた所に、カールス広場(Karlsplatz 、カールス・プラッツ)がありました。このカールス広場の広さは、周囲の木立(植栽)部分を含めれば目測ながら大体(短辺)75m、(長辺)100mありました。
ここは、木立が二重三重に広がっているので、実際にイベントなどに使用できる広さは、先の大きさの半分位でした。その広場北側に白いテントが、一列に5張りほど並んでいる所が見えました。この内部が、シュッツガルトの骨董市でした。
ここの骨董市で買う気は全くなかったのですが、それでも何を売っているのだろうと言う興味だけはありました。私は、「ヨーロッパ3空港調査旅行記」の「1986年2月16日、どこまでもノミの市」ページに、パリ、ポルト・ド・クリニャンクールの蚤の市に行ったことを掲載しています。ここは合計すれば何キロメートルあるのか分からないくらいの店を見ました。
そして、通常の店や通りの露店含めて、この沢山の店構えで売れる品物は全部あるような、売って無いのは馬の角(つの)くらいだろうと思われました。そして、冷やかし含めて店員さんとの会話も楽しかったのを覚えていました。今回は先に書きましたパリの蚤の市と、元々規模も形態も違っていましたが、どんな雰囲気があるのか、このシュッツガルトの骨董市にも、それなりに期待していました。
白いテント内通路両脇には、数十店舗はあろうかと思える位の店がありました。そして、数々の骨董品を始め、宝石・アクセサリー類、玩具(おもちゃ)、時計、絵画、さらには高級な食器などの生活用品もあったようでした。
ただし、規模の大きいポルト・ド・クリニャンクールの蚤の市と比べたらいけないのでしょうが、やはり小粒感があって、テント内通路を通り過ぎたのは、10分間位でした。そして、反対側出口付近で撮った写真が、右側上から2番目写真です。ここの出入り口の頭上には、ANTIK & SAAMLERMARKT(直訳すれば「骨董とコレクター市場」)の文字が見えていました。
ドイツ風の昼食
骨董市のテントを後にして、次は「昼食を食べよう」ということになりました。私たちは、
ドロテーエン通りの右側(北東側)を歩いていますと、その通りの左側(南西側)に、Markthalle(マーケットホール)の古い建物が見えていました。
ここには、昼食後に買い物で行きましたので後のページで詳細を書きますが、看板文字の上側に壁絵がありました。(右側上から3番目写真参照) 各自写真を撮りながら「あれは”騙し絵”ではないか」などと、色々と話していました。
交差点を渡り少し歩くと、そこには「Herzlich Willkommen bei Familie Putler(直訳で、ファミリーPutlerへ、ようこそ)」との看板が掛かっている店がありました。(右側上から4番目写真参照) 「この店に入ろう」と言うことで、その後、注文してもらいました。店内で座れる椅子とテーブルがあり、私たち3人は、ここで待つことにしました。
出てきたのは、右側上から5番目写真(テーブル上の写真)通り3種類ですが、手前から順番に紹介します。ただし、この3種類の名称が、注文メニューと一致しているか、どうか定かではないので、その点は、あらかじめご了承願います。
・Bratwurst(ブラートヴルスト)=ホットドッグのようなもの
・Gluhwein(グリューワイン)=ホットワインみたいなもの
・Schupfnudeln(シュプフヌーデルン)=ドイツのパスタ料理
3種類の補足を書きますと、まず、ブラートヴルストは見た目の通り、太いソーセージです。これ一つでも、けっこう腹を満足させる量と質感がありました。次に、グリューワイン(和製造語:ホットワイン)ですが、これは当地では冬のシーズン(11月頃〜翌年の春まで)よく飲まれているようです。
そして、このワインの入っている、やや細長いマグカップですが、実は欲しい人は、そのまま持って帰ってもいいし(つまり、カップ代も料金込みということ)、逆に必要なければ、その分はお金を返してくれるそうです。
私たち3人は、3個とも持って帰りました。そして、テーブル上の写真右側(茶色系)のマグカップには、上下2行に、Stuttgart Weihnachtsmarkt(シュトゥットガルト クリスマス市)との文字があります。また、同じ写真左奥側=白色カップの右上側には、シュトゥットガルトの紋章(エンブレム)である黄色地に黒色の「跳ねた馬」があり、さらに左下部にはシュティフト教会の時計塔らしき絵があります。
あと、先のテーブル上の写真中央部にあるのが、シュプフヌーデルン(ドイツのパスタ料理)です。これは、取り皿に各自フォークで分けて食べました。私は、先ほどの太いソーセージで、腹一杯気味でしたので、そう沢山は食べなかったのですが、マアマアの味がしました。
このページの表題は、「ドイツ風の昼食」としていますが、今回食べたブラートヴルストやシュプフヌーデルンなどは、日本風に言えば南ドイツ地方(シュトゥットガルト含む周辺地域)の郷土料理だったろうと思っています。そして、この地域は隣国からも歴史的に様々な影響を受けて、郷土料理も発展してきたのかなあとも考えました。
あと、ヨーロッパ旅行された方の中には、フランス料理やイタリア料理などと、ドイツ料理を比較されて「まずかった」などとウンヌン、カンヌン言われる方もいます。ただし、あくまでも私個人の感想ですが、今回の昼食で出されたシュトゥットガルトの郷土料理は、けっこう美味しかったという印象が残りました。
しばらく、雑談をしていますと、年配と幼児の家族連れが来店されたので、私たちは席を空けて、立つことにしました。この店を出た反対側で賑やかな声と人の輪がしていました。「何だろう?」と思って見ていますと、沢山のシャボン玉が上がり、大きな玉が割れる時に歓声が挙がっていたようでした。
「これは、シメシメ、写真撮ろう」とカメラ構えたのですが、時既に遅く全部終わった後でした。残念ながらも、右側上から5番目写真通り、中央部にトナカイ、人形、雪のかぶった木や草などをあしらった、派手で賑やかなクリスマス飾りがしてありましたので、カメラに納めました。
そして、クリスマス市を見ながら進み、今度は夕食の買い出しに行こうということで、再度ドロテーエン 通りを北北西側に進み、キルヒ通りとシラープラッツ通りが交差している所に突き当たりました。それから、先ほどの来た通りを反対側(南東側)へ歩いて行きますと、目的のマーケットホールの入口が見えてきました。
(掲載日:2016年4月25日)
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(旅行メモ)
2015年12月18日(ドイツ時間)
11時55分、デパート近くのシュポラー通り脇に山羊が数頭、ジャム屋さんで購入
12時00分、キルヒ通り〜シラープラッツ通りのクリスマス市を散策、小学生3人のバイオリン演奏中
12時05分、ブラニヒ通り横にある州立博物館の外観を写真撮影
12時10分、カールス広場の「アンティークとコレクター市」を見学
12時20分、ドロテーエン通りの郷土料理店で昼食
12時45分、キルヒ通りまで行って、またドロテーエン通りに戻りマーケットホールで夕食を購入
13時00分、キルヒ通りからブラニー通りのクリスマス市を見学
13時05分、シュロス広場駅(地下鉄)の構内で時間待ちで大きな液晶モニターを見て電車に乗る
13時30分、ヴィルヘルム・ガイガープラッツ駅に到着
13時40分、EDEKA(エデカ)、パン屋、果物屋で購入
13時50分、アパートに戻り、雑談
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