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ロサンゼルス、ダウンタウン  (観光地や映画ロケ地紹介の第17回目)

ロサンゼルス、ダウンタウン
 2008年11月、カリフォルニやグランド・キャニオンなどの旅行で行った観光地や映画のロケ地紹介の第17回目は、ロサンゼルス、ダウンタウン( Downtown Los Angeles)です。今回、主に高層ビルやジュエリー・ディストリクトなどを紹介しています。

 このダウンタウン地域をどこからどこまでと、私は正確に言えませんが、元々は官庁街やビジネス街として発展してきたようです。ですから、既に先に紹介中の例えばロサンゼルス市庁舎リトルトーキョーウォールト・ディズニー・コンサート・ホールなども、このダウンタウン地域に入っているようです。今回は、上記以外のことで車上から見た雰囲気の紹介をしたいと思っています。

ダウンタウンの高層ビル
(ウォールト・ディズニー・コンサート・ホール前から撮影)

セブンス通り界隈(宝石店が多い)
(右側に、JEWELERYの看板あり)

高層ビル
 どなたもご存知の通り、ロサンゼルスと言えば世界に名だたる大都会です。でも、例えば東京やニューヨークみたいに摩天楼とも呼ばれている高層ビル群が林立しているかと言えば、そうではありません。あくまでも私が見た範囲内ですが、市の周辺部には、見上げると首まで痛くなるような超高層ビルはなかったような気がします。

 それは、周辺部ならどこに行っても広い面積があるので、そんなに高く作らなくてもビルは建てられるからと思われます。また、高層化すればするほど建築資材も高価になるでしょうから、その建築費用を抑えることも影響しているでしょう。

 あと、ロサンゼルスの地盤そのものが砂地で地震も多い土地柄から高層ビルなどを避けてきた歴史もあるかもしれません。このように高層ビルは市周辺部には少なくて、ダウンタウンには、けっこうありました。私達は、ウォールト・ディズニー・コンサート・ホール前からサウス・グランド通りを走りました。この一帯には右側一番上の写真を始め、それ以外にもビジネス街周辺には高層ビルがいくつかありました。

 運転手さんの話などによりますと、高層ビルとして有名どころでは、ライブラリータワー(Library Tower、US Bank Tower)が、まず挙げられます。このビルは、どこからも良く見えて300メートルを軽く超えているようです。

 あと聞いた範囲内でビル名と高さの概要をざっとあげるとAONセンター(Aon Center、260m以上)、Gas Company Tower (200m以上)、シティ・ナショナル・バンク(City National Bank、200m以上)、トゥー・カリフォルニア・プラザ(Two California Plaza、200m以上)とワン・カリフォルニア・プラザ(One California Plaza )、ザ・ウエスティン・ボナベンチャー(Westin Bonaventure Hotel 、100m以上)などでした。

 まだまだ、車上からは上記のビル以外にもホテル関係、その他が見えていましたが、ロサンゼルスも高層ビルは増えているとのことでした。

夜間は人通りが少ないビジネス街
 ここから、ビジネス街の人通りの話です。当然のことながら、朝や昼間は仕事している人が多いので賑わっていると言うことです。まあ、それは誰が考えても、例えば東京や大阪のビジネス街でも似たようなことだと思います。しかし、このロサンゼルスのビジネス街は、夕方や夜になると人は住宅地の郊外に戻るので、このビジネス街は「誰もいない、まるでゴーストタウン状態みたいになる」とのことでした。

 私は、(朝の時間帯)走行中の町の賑わいを見て、にわかに信じられなかったのですが、地元の方や、この付近にあるホテルに泊まった経験者が言われるのだから、「それも、そうだろうなあ」と思いながら、人の行き来を眺めていました。

ジュエリー・ディストリクト(Jewelry District)
 ディストリクトとは行政単位と違う別の呼び方で直訳英語なら「地区」・「地域」みたいなものでしょうか。ロサンゼルスには、このディストリクトを使った用語として「ファッション・ディストリクト(直訳なら”ファッション地区”とでも言うのでしょうか)」とか「ジュエリー・ディストリクト(同じく”宝石店地区”あるいは”宝石装飾品地区”と言うのかもしれません)」があります。

 そのジュエリー・ディストリクトは、ブロードウェイ通りやセブンス通り周辺を言うようです。この界隈の店は、ほとんど宝石店だろうかと間違うほど、「JEWELERY(宝石店)」」と言う目立つ看板を数多く見ました。運転手さんの話によりますと、「この付近には宝石店など780のディーラーが入っている」、「何万人も、この狭い地域のビルなどに宝石を研磨している職人さんがいるようだ。夕方この界隈に行くと、どこからこの人間が湧き出てきているのかと思うほどだった」との説明がありました。

 つまり、このジュエリー・ディストリクトには、780店舗数くらいの宝石販売店があり、そこで売るための金細工加工などをする宝石細工職人が、何万人も働いていると言うことのようです。ただし、アメリカの金細工の合金は14金までだから日本人はあまり買わないと思うなあ。18金などはほとんどが輸入品だ」とのことでした。 日本人には、あまり人気ないような感じがしました。

 あと、この界隈を含めて、しばらく行ったところ映画かテレビの撮影もしていて、けっこうダウンタウンでは通年見かけられるそうです。新しい高層ビルだけでなく、やや古い感じの町並みも映画のロケにはいいのかもしれません。

(掲載日:2011年4月12日)

    
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