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(写真1) サン・パウ病院 (Hospital de Sant Pau、世界遺産。手前側のはガウディ通りにある)


(写真2) 地下鉄レセップス(Lesseps)電車

(写真3) サン・パウ病院 (建物の左端側方向の)壁絵

(写真4) サン・パウ病院 (建物の右端側方向の)壁絵

(写真5) サン・パウ病院 (階段、彫像、正面玄関、時計塔など)

(写真6) カフェ3JP (右側の店頭で、おやつのパンを購入)
(写真7) ガウディ通り (一直線の「歩行者天国」の通り。両側は木立)

バルセロナ、サン・パウ病院、ガウディ通りなど
2015年12月22日
(スペイン時間)
 前ページ「グエル公園その2」には、グエル公園その1ページの続きで、主にグエル伯爵邸の北北東側にあるブガデラの回廊
(洗濯女の回廊)、邸宅周囲の散策、公園入口でトカゲの彫像のある大階段、あるいはその周囲にある建物の外観見学などを主に書きました。


 今回のページは、グエル公園からバスに乗り、それから地下鉄を乗り継ぎ、次の目的地であるサン・パウ病院の外観見学ガウディ通りを散策サグラダ・ファミリア前からの写真撮影したことなどを書いています。

パバロセロナの地下鉄に初乗車
 私たちは、地下鉄(レセップス駅、Lesseps)から(緑色の)3号線に乗車して、途中Diagonal駅で乗り換えて、次は(青色の)5号線でサン・パウ(Sant Pau)駅へ向かったようです。バロセロナの地下鉄は初乗車だったので、電車だけでなく、ついつい駅構内にある自動販売機や乗り換え時の動く歩道(ムービングウォーク)などを見てしまいました。ただし、どの造りも、日本の地下鉄構内で見る光景と、あまり変わりはなかったです。

 バロセロナの地下鉄は、その歴史から運営主体が様々あるようですから、その説明は省略します。(この地下鉄の詳細を知りたい方は、「日本地下鉄教会」のバロセロナ」ページを参照願います。このページには「(バロセロナ地下鉄の)路線図」も掲載されています) 

 先のリンク先ページを見ても、、路線が、例えば赤色(1号線)、茶色(2号線)、緑色(3号線)などと色分けや番号分けしてあるので分かりやすいものです。駅名まで覚えるのは大変でしょうが、路線別だけならば、いったん見慣れたら便利ではないかなあと想像しました。

世界遺産のサン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)
 地下鉄サン・パウ(Sant Pau)駅で降車して、地上へ登り、数分歩きました。すると、ガイドさんから「右手にあるのが、サン・パウ病院です。この病院は、カタルーニャ音楽堂とともに世界遺産です。壁の絵がいいでしょう」みたいな説明がありました。(写真1、3、4、5参照) そして、この壁絵は、後で見た正面玄関から伸びた左端側及び右端側2階部分の壁にも描いてありました。

 絵心も芸術心もない私が言うのも可笑しいですが、(写真3、4)の壁絵写真をご覧頂くと何かの物語か、あるいは宗教的な意味を表現してあるように見えました。このことの当否は別としても改めて感じたのは、サン・パウ病院の建物全体のモデルニスモ建築と言う独創的なデザインに加え、さらに壁絵があることなど、日本の病院で考えられないことだなあと思いました。

 ここで、下記の国語辞典・大辞泉より、サン・パウ病院についての解説を引用して書いておきます。
  サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)=スペイン、バルセロナ市街にある病院。建物は建築家ルイス=ドメネク=イ=モンタネルの代表作の一つで、1930年に完成。現在も病院として使用されている。1997年、同じくモンタネルの代表作であるカタルーニャ音楽堂とともに「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサンパウ病院」として世界遺産(文化遺産)に登録された。(大辞泉より) 

 (写真5参照) 正面玄関周辺をしばし撮影しながら見てみますと、手前側からハート形に近い広場(道路や庭)、階段、彫像、大きな時計台と塔、玄関から左右にを伸びた建物など、しかも写真の通り暖色系の色合いが目に入りました。

  この病院の建築様式は、既に掲載中の「バロセロナ、カタルーニャ音楽堂、モデルニスモ建築など」ページで紹介していますモデルニスモ建築(Ruta del Modernisme)です。これまで、「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)その1」、「サグラダ・ファミリアその2」、「サグラダ・ファミリアその3」、「サグラダ・ファミリアその4」、「カタルーニャ音楽堂」、「グエル公園その1」、「グエル公園その2」ページにも書いてきました通り、このモデルニスモ建築について、段々と見慣れてはきました。

 私たちは、正面玄関だけしか見ていませんが、このサン・パウ病院の外観造りだけも、独特、見事で、印象に残るものです。あと、道路近くの左側にカフェテリアがありましたので、そのこと含めてガイドさんから説明がありました。(まだ病院として開院していた当時のことと思われますが)「入院中で、しかも点滴中の患者さんが生ビールを飲んでいるのを見た」とのことでした。その話に対して、「日本じゃ考えられらないですね」などの会話が続いていました。

 この話し、「所変われば品変わる」という昔からの言葉もある通り、医療でも何でも、その国の考え方や習慣などによって変わっているのでしょう。私が思うに、たぶん、患者の病気に対する(自覚的に自ら直していくみたいな)自主性に対して、医療施設(病院)側は、あくまでもサポート側に立ってるみたいなことなのでしょう。

 もっと極端過ぎる表現に直せば、「病気でも明るく元気良く付き合っていくぞ!」との前向きの姿勢とも言えます。もう、このような表現まできましたら、その国ごとの国民性や生き方そのものの違いみたいになるのでしょう。

 サン・パウ病院を後にしながら交差点を渡って直ぐの所に、カフェテリアのカフェ3JPという店がありました。 (写真6参照) ここの玄関横は、お菓子やパンの販売もしているコーナーでした。ガイドさんからのお勧めもあり、この店で、スティック状のパンなどを購入しました。

 そういえば今朝は、グエル公園などを歩いた関係もあり、お腹もすいていたのか、はたまたパン自体も良いのか、皆から「これ、美味しいね!」などの声が出て、しばし、おやつ談義となりました。

ガウディ通り
 おやつも食べたことですし、また散策が始まりました。先のカフェ店直ぐ横にあったのが、縦横とも5m強くらいので水音をたてて流れていました。このを手前側にして後景のサン・パウ病院を入れると、ほぼ建物の全景が撮れました。(写真1参照) この泉周辺が、ガウディ通りの北端側に当たります。

  改めて、このガウディ通りの概要説明をしますと、サン・パウ病院前の交差点周辺からサグラダファミリア教会(聖家族教会)前まで続く一直線の通りです。通りの長さは750m弱、幅は木立が邪魔して分かりにくかったですが、20mはなかったと思います。途中、いくつかの交差点(十字路)ででは車も通りますが、それ以外は日本風表現で言えば「歩行者天国」でした。

 また、この長さなので、私たちの進行方向(南側)の先端には、(写真7参照)サグラダ・ファミリア(聖家族教会)の高い林立した塔が見えていました。逆に、サグラダ・ファミリア側から北側を見ますと、サン・パウ病院の塔も見えていました。

 ガウディ通りの途中、数か所には、高さ20メートル位あろうかと思える街路灯がありました。(写真8、中央部の奥側参照) ただし、私は正式名称を知らないので簡単に「街路灯」と書いていますが、この台座にはガウディの顔(レリーフ)、さらには名前、誕生年、死亡年も彫像されたプレートもありました。

 そのようなことから、もしかしたら街路灯を兼ねたガウディの記念塔だったのかもしれません。いずれにしても、この街路灯は、昼間見てもクラシカルな、いい雰囲気がありましたので夜間だったら、もっとお洒落に見えて、いいだろうなあと想像しました。

 あと、この通りの中央部には、(写真9のような)飲食物などを売る屋台がありました。お昼12時前だったのですが、まだ閉まっている店もあったようです。とにかく、このガウディ通りは、両側に木立が続き、しかも「歩行者天国」ですから、ゆっくり、のんびりと歩けます。 しかも、通りの両先端側には、どちらとも世界遺産であるサグラダファミリア教会(聖家族教会)と、サン・パウ病院があるのですから10分位の散策するだけならば、お勧めのコースとも言えます。

 私たちは、通りの南端部まで歩き通したところ、そこからはサグラダ・ファミリアが真近に大きく見えてきました。せっかく、ここまで来たので、昨日(12月21日)も見学や撮影はしたものの、「もう一回サグラダファミリアを撮らせて下さい」と、私の方からお願いして、再度、おなじみの池の周囲をまわりました。

 残念ながら、今日は、昨日より来た時間が遅いためか、太陽光線が逆光気味になっていました。まあ、それでも10枚近く撮れましたので満足しました。その後、地下鉄サグラダファミリア駅から乗車して、次のパセジ・ダ・グラシア駅へ向かいました。
(写真8) ガウディ通り (手前は彫像、先に街路灯、最奥にサグラダ・ファミリアの林立した高い塔が見えている)
(写真9) ガウディ通り(サン・パウ病院方向。右側は飲食店の屋台小屋の並び)

  (掲載日:2017年1月2日)
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(旅行メモ)
2015年12月22日(スペイン時間) バルセロナ(Barcelona)、 サン・パウ病院 (Hospital de Sant Pau) ガウディ通り(Av de Gaudi)
09時10分、市街地を抜けバスがグエル公園前停留所に到着
09時15分、グエル公園内の散策、石の回廊、ガウディの家博物館、中央広場、トカゲのある階段などを見学
10時50分、グエル公園をミニバスで出発
11時05分、地下鉄に乗車、サン・パウ病院方面へ
11時30分、サン・パウ病院の外観見学
11時45分、カフェ3JPで、おやつを購入
11時50分、ガウディ通りを散策
11時55分、ガウディ通りからサグラダ・ファミリアが見えてきた
12時15分、サグラダ・ファミリア前の池近くから撮影
12時25分、地下鉄サクラダ・ファミリア駅から乗車
12時35分、地下鉄パセジ・ダ・グラシア駅に到着
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