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聞いた言葉・第214回目、彼らが愛するものは自由、求めるものは平和

彼らが愛するものは自由、求めるものは平和

 今回の言葉は、私も中学・高校時代に良く見たテレビ・ドラマ「キーハンター」のオープニングの語りからです。念のため、毎回のように書いていますが、私の「聞いた言葉シリーズ(もくじ)」は、書籍・映画・テレビ・ラジオ・インターネットなどを詳細に紹介する内容ではありません。かつて、聞いた言葉を紹介しているだけです。

 ただし、それだけでは、今回の言葉が、なぜ表現されているか、分からなくなりますので、やや長くなりますが、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用して、次の<>内を紹介します。

 <『キイハンター』 (KEYHUNTER ) は、日本のテレビドラマ。 国際犯罪者の天国・スパイの甘い猟場ともいわれる大都会東京に架空の国際警察特別室を設定して、室長の村岡だけが知っている6人の冒険者・キイハンターが平和をおびやかす組織・陰謀・悪と戦う活躍を描き、どんでん返しを含むストーリーや絶妙のチームワークと、千葉真一のアクション・スタントで大ヒットした東映アクションドラマの代表作である。制作はTBS・東映。 1968年4月6日から1973年4月7日の毎週土曜日21:00 - 21:56に放送され、全262話で最盛期には視聴率30%を越えていた。>

上記写真は、ユーチューブのサイトより 
 上記内容からも分かる通り、アクションドラマです。まず、私が思った番組の感想・印象です。とにかく、「格好いい」感じがして、タイトルも、オープニングの映像も曲も、その後の内容、特に出演陣の動きです。出演者は、丹波哲郎、 野際陽子、川口浩、谷隼人、大川栄子、千葉真一、仲谷昇さんなどで、このドラマ以降も様々な分野で活躍された方ばかりです。

 話は、本題に入りますが、今回の言葉の主題は二つで、「自由」と「平和」と思われます。私は、(2018年)現在では、このようなテレビ番組オープニングの主題としては、なんか似合わない感じがします。この番組放送時(1968年~1973年)は、どうだったのでしょうか。特に、架空の「国際警察特別室」からの指示でメンバーが、陰謀・悪と戦うことを描いたと言われても、その当時、私などには、ピンと来なかったと思います。

 ただし、このドラマが始まる10数年前から、歴史的に大きな事件などもありました。私は、良く覚えていない事件もありますが、例えば「安保闘争」「ベトナム戦争」「東京オリンピック」などもありました。日本が直接、戦争することまではなかったですが、国際的な影響も受け、けっこう社会不安みたいな現象もあったと思われます。

 そのような事柄が続いているような状況下、このドラマは誕生し、冒頭の「彼らが愛するものは自由、求めるものは平和」という語り口が、なにかしら期待感と安心感をもたらしてくれたのではないでしょうか。あと、口では簡単に「自由」と「平和」と言えますが、有史以来、どれだけ先人が苦労し、そして、そのことを築き上げて来られたか、枚挙にいとまがありません。今なお、ずっと続く課題でしょう。

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 今回このページを作成する前に、私は、広辞苑や大辞林などでも、「自由」と「平和」の言葉を調べてみました。すると、漢字ではたった2文字でも、その解説文では各々長文で、中には哲学的なことも書いてありました。

 そこまでになると、浅学菲才の私では語り切れる言葉ではないなあとも再認識しました。このようなことが分かっただけでも、一歩進んだと自らは解釈したいです。 現実の状況からすれば、夢幻(ゆめまぼろし)のことのように思えますが、「彼らが愛するものは自由、求めるものは平和」を多くの日本人、全世界の人々が望み、その実現に向かって行動すれば現在よりも、もっと良い社会が到来するのではとも願っています。


(記:2018年12月24日)

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