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ケントスこぼれ話し (その2)

ケントスこぼれ話し 21)は、このページ 1)〜20)は、ここからご覧下さい

25)ケントスおもしろグッズ200個を掲載して 26)インターネット時代のケントス、その7
23)ケントスとエンディング曲

24)ケントスの女性プレーヤー

21)ケントス来演の海外アーティスト 22)ケントスとツイスト

26)インターネット時代のケントス、その7
全国ケントス店アドレス一覧(2010年11月現在)
No.
店名(及びサイト名)
ア  ド  レ  ス
1.
仙台ケントス http://www.kentos-sendai.com/index.html
2.
六本木ケントス http://www.kentos-tokyo.jp/roppongi/
3.
新宿ケントス http://www.kentos-tokyo.jp/shinjuku/
4.
銀座ケントス http://www.kentos-tokyo.jp/ginza/
5.
新潟ケントス http://www.n-kentos.com/
6.
静岡ケントス http://sz-kentos.jp/
7.
名古屋ケントス http://www.nagoya-kentos.com/
8.
京都ケントス http://www.cabura.co.jp/kentos/index.html
9.
大阪ケントス http://kentos-osaka.com/
10.
岡山ケントス -
11.
博多ケントス http://www.hakata-kentos.com/
12.
沖縄ケントス http://kentos-okinawa.com/
  いつもケントスグッズの画像などを送って頂いている松山のYさんから右表のアドレスのいくつかの最新情報メールをもらいました。それをもとに今回書いています。

 前回の「26)インターネット時代のケントス、その6」を掲載しましたのは、2008年3月6日でしたから相当経ってしまいました。この当時のケントス店からしても閉店や開店など、いくつ変化があったのでしょうか。私のようにノンビリと更新していると、状況の激変についていけないような感じです。右表からクリックしてみますと、どこのサイトも、なかなか工夫した作りですね。

 あと今回、古い話で恐縮ですが、私が全国のケントス店巡りを盛んにしていた1980年代後半、1990年代前半の頃、あくまでも述べの店舗数ですが、30数店行きました。その当時、常時の店舗数では25店位あったのですから、現在では約半分以下になったようです。(ご参考までに、一例「全国ケントス、1990年当時(24店) 」)

  この当時と対比して正直言いまして、なんか寂しい感じはします。しかし、時代の変化、不況その他の要因は、様々でしょうし、止むを得ないことも私なりに分かってはいます。ただ、そうは言ってもライブのステージの店があると、ないとでは大違いであることは、これまた分かり過ぎる位に分かってもいます。オールディズの歌と、店舗とゴチャマゼにしたらいけませんが、息長く頑張って欲しいなあと思います。

 昨今の歌でいつの間にかヒットして、半年もしない内か、あるいはいつの間にもう聴かれなくなってしまっている曲も多い中で色々時代の変化はあってもオールディズの息長い生命力は、コマーシャルなどにも繰り返し利用されているところを聴くと改めてそう感じます。これら'50〜'60年代のオールディズに、'70〜'90年代のヒット曲も仲間入りでしょうし、それはそれでいいのかなあとも思っています。

 いつの時代も、いい曲は年代を超えていい曲でしょうし、だからこそスタンダードナンバーとも言われるのかしれません。「たかが歌、されど歌」で、自分の聴いた年代と限定しても、FMラジオ、テレビ、CDだけでなくユーチューブなどの動画サイトから流れくる曲の中には懐かしさだけではなく、なんか新鮮さや、漠然とした良ささえ感じるのは私だけでしょうか。さらに歌として聴く場合は、やはり”生音楽”、ライブのステージが一番ですよね。色々な意味からも上表の店は頑張って欲しいです。(掲載日:2010年10月30日)
25)ケントスおもしろグッズ200個を掲載して

 2009年9月1日で「ケントスおもしろグッズ」掲載が、丁度200個を迎えました。詳細は、「ケントスおもしろグッズ、その1=1〜100その2=101〜199その3=200〜掲載中」をご参照願います。実は、2006年11月、グッズ100個掲載時にも同じような標題で「ケントスおもしろグッズ100個を掲載して」を書きました。このようなことが出来ましたのは、ひとえに全国の皆様のおかげであると心から思い、大変感謝しております。

 掲載している本人が、このようなことを言うのもなんですが、いつ掲載するグッズがなくなって、このシリーズが完全中止になるか、はたまた何年も長期にわたり未掲載状態になるか、色々と考えてはいました。しかし、2009年の更新情報含めて各年の「最新・更新情報」ページを、ご覧頂ければ直ぐにお分かりの通り、一部「休憩期間」はありましたが、なんとか継続して掲載できました。私一人では、とてもできないことです。全国のケントスファンの皆様へは、「ありがとうございます」という以外に言葉がありません。

  あと、皆様からケントスグッズの画像を手間暇かけて作成し送信して頂いたのに、様々な理由から掲載を見送らざるを得ないものもありました。このシリーズ初掲載は、2003年2月26日です。それから現在(2009年9月)まで6年半以上になりますので未掲載数も数十項目になります。私は、皆様が気持ちを込めてグッズを撮影し画像を送って頂いた苦労は、最も分かる者ですから出来るだけ掲載しようと思っています。しかし、色々な止むを得ない事由により未掲載にしていることに対し改めて「すみません」と言う気持ちで一杯です。これからも送信して頂いた以上、出来るだけ掲載したいと思っていますので、この点ご容赦願います。

  話し変わりますが、このシリーズの掲載期間は、そう長期ではありませんが、それなりの経過も感じました。それは全国のケントス状況で一見同じように見えても、色々と変わりつつあるなあと実感しています。特に、大きいのは不況の影響からか、地方の大都市と言われる所にあったケントス店までも閉店してしまったことです。私も1990年前後に何年かかけて当時の全国のケントス全店を巡った時に色々な思い出を作った店まで閉店されて「えっ、まさか、あの店まで」と思ったことも何回かありました。このような地方店では、けっこう個性的なグッズも出されていたので余計に残念な思いもありました。

 逆に、例えば喜ばしいこととして銀座ケントスの移転後のオープン(2007年12月5日)、今後、横浜ケントスの新規オープン(2009年9月25日)、大阪ケントスの移転後のリニューアルオープン(2009年10月14日)などは、やはり明るい情報でもあります。とりわけ、横浜ケントスは新たに増えることですから、なんか期待したいです。

 
あと、新規やリニューアルオープンはいいのですが、店内仕様やステージ内容も、時代の流れに合わせたかのように変わりつつあるなあと思います。以前なら全国ほぼ、どの店でも同じ「50〜60年代オールディーズ」でしたが、これからは「SOUL/R&Bや70’Sディスコクラッシックス」のジャンルに変わっていくようです。

 このことについては、既に掲載中の「横浜ケントス」や「大阪ケントス(リニューアル)」のページに詳細に紹介していますので全て重複して書きませんが、時代の流れは止むを得ないと思います。それに、そうなったらなったで、グッズを掲載してきた関係もあるのですが、店内や音楽だけでなく、新たな発想のグッズも出てくるのではと期待もしています。

 でも、ケントスの原点と言いますかキャッチフレーズみたいなOLDIES BUT GOODIES KENTO'Sは、時が経過しても、なかなかいい標語と思いますし、私のようなコテコテの「50〜60年代オールディーズ」ファンにとっては、やはりこのようなジャンルも聴いてみたいです。

 最後に、前回「ケントスおもしろグッズ100個を掲載して」にも書きましたが、今回それ以降さらに100個を追加掲載して、全く同じことを感じましたので、前回と重複しますが、グッズの表記について、お願いも含め下記のことを書いています。
1)店の名前(ただし、全国共通品は除く)
2)発行年(プラス月か季節など)
3)オープン何周年記念品の年数

 上記などが抜けていたので、どこの店の、いつ発行(制作)なのか分からず、結局どこでも通用するような見出しや内容しか書けない場合もありました。グッズを手にした時は誰でも覚えているのですが、時が経てば忘れてしまいます。上記のような何らかの工夫をして頂ければなあと思っています。これからも色々な展開が予定されていますので、これを機にオールディーズもケントスもグッズも、ますます盛んになって欲しいと祈念しています。(掲載日:2008年9月5日)

24)ケントスの女性プレーヤー
  「ケントスこぼれ話し」第24回目は、「ケントスの女性プレーヤー」特集です。この特集、実はいつも「ケントスおもしろグッズその1」、「その2」シリーズに画像を送って頂いている鎌倉のSさんからのメール情報をもとに、ほぼそのまま作成しました。Sさんが調べられた内容(下記点線内、2009年3月現在の情報)をご覧頂けないでしょうか。(一部文章を上野の方で追加しています)
-----------------------------------------------------------------------
 まず、銀座ケントスのバンド『Bless OF GK.』ですが、なんとドラムが女性です。日本全国ケントスでドラムが女性は銀座店だけでしょう。そしてトランペットが女性です。 新宿ケントスのバンド『HIJACK』は、少し前まではSaxが女性でしたが、今、女性はいません。

 六本木ケントスのバンド『Flames』は、ボーカル以外の女性は見たことがありません。ゲストバンドでは、『Scar Face Project』のSaxが女性です。『Reflexion』は、トランペットが女性です。

  あとは、ホームページを見て確認しただけですが、
・京都ケントスのバンド『Yellow Jackets』は、キーボードとsaxが女性。
・静岡ケントスのバンド『Full House』は、Saxが女性。
・沖縄ケントスのバンド『Dynamites』は、なし。
・博多ケントスのバンド『Lollipop』、『Shadows』共になし。
・広島ケントスのバンド『Magic Tones』、『Bops』共になし。

・岡山ケントスのバンドの情報はホームページが開けず不明。
・梅田ケントスのバンド『Big Apple』はなし。『NANIWA音楽隊』は、なし。
・名古屋ケントスのバンド『Revels』は、多分キーボードが女性。
・新潟ケントスのバンド『Cool Beats』は、なし。 ・仙台ケントスのバンド『Cadillac』は、キーボードが女性。
--------------------------------------------------------------------------------
  以上のメール情報に対して、改めて感謝申し上げます。

  私も全国のケントス店を巡っていた頃、女性ボーカル以外でプレイヤーとして例えばキーボードとかサックス担当の方は、良く見ました。ただ、ステージの前列中央は、どこの店でも男女のボーカル担当の“指定場所“ですから、常時見ていた訳では当然ありません。しかし、ソロ演奏みたいな時には女性プレイヤーへもスポットライトが当たりますから良く見えますし、また、格好良かったですね。

  あと、もうかなりの以前のことですが、女性プレイヤーの話と言えば、あるケントス店のバンドマスターとステージの休憩時間に話す機会がありました。私の方から「なんか他の店に比べ華やかな感じがしますね」と問いかけると、「うちはメンバー7人中、3名(ボーカル1、プレイヤー2)女性ですから、女で持っているようなバンドです。男は頭が上がらないのですよ(笑い)」と返事しておられました。

  ケントスのステージ内容は、どこの店でも当時も今も基本的には変わらないでしょうから、1日6回位のステージは、女性にとってなかなかだとは思います。体に注意されつつ、プレイヤーとしても頑張ってもらいたいですね。そして、いい演奏を聴きたいです。(掲載日:2009年3月28日)
23)ケントスとエンディング曲
 今回のテーマは、ケントスのステージで良く聴くエンディング曲です。はじめ、いつも「ケントスおもしろグッズその1」、「ケントスおもしろグッズその2」のページに様々な写真などを送って下さる鎌倉のSさんから、今回も情報は頂きました。それをもとに作ったのが、下表です。この表などの説明の前に、私が全国のケントス店で聴いたエンディングの特徴や感想などから先に書いていきたいと思っています。

  ケントスのエンディング曲と言えば最終ステージまで店にいなければ、たいてい休憩前の演奏だと思います。ですから、あんまり長くダラダラの演奏は聴いたことありません。シャッシャシャとアップテンポ気味で、さらりと切れ上がる曲が多いと思われます。

  このようなことを書くと、「オールディズの曲なら全部アップテンポばかりだから、どれでもエンディング曲になるのでは?」とのご指摘をうけそうです。それはその通りかもしれませんが、意外と全部がぜんぶエンディング曲にはなっていませんでした。覚えの悪い私のことですから曲名一つひとつまで記憶していませんが、オールディズのいい曲だからと言っても向き不向きがあるようでエンディング曲に直ぐできるのでもないようです。

 また、過去の栄光の話みたいに聞こえますが、ケントスが全国展開全盛期頃は30数店舗あったのですから、そのバンドの数だけエンディング曲もあったことでしょう。けっこうバンドごとに工夫しておられるのではないでしょうか。私が良く通っていた梅田ケントスのステージでは、店のオープン当初の頃からしばらくしてブラック・サンド・ビーチ(Black Sand Beach)をアレンジしたいいエンディング曲もありました。

 この曲の元々は、皆様ご存知の通り「加山雄三とザ・ランチャーズ」の演奏です。もちろん、日本の曲ながらオールディズのステージにも良く合ってました。この曲で休憩に入ると、次のステージも聴いてみようかなあと思いましたし、インスツルメントの名曲でしょうか、エンディングにも合うはずです。

ケントスのステージで良く演奏されるエンディング(ほんの一例)
店   名
バ ン ド 名
エンディング曲(一例)
 六本木  The Flames  Shake Rattle And Roll、(Bittersweet Samba,THE MALTESE MELODY)
 六本木  Tiger Rocken (ゲストバンド)  Shake Rattle And Roll(シェイク・ラトル・アンド・ロール)
 新宿  Hi Jack  Soul Train(ソウルトレインのテーマ)
 銀座  Bless Of G.K  Soul Train
 新宿・銀座  Reflexion (ゲストバンド)  Soul Train
 六本木・銀座  Gray Hounds(ゲストバンド)  Red River Rock
 名古屋  The Revels  Shake Rattle And Roll
 梅田  Big Apple  Shake Rattle And Roll
 京都  Yellow Jackets  Shake Rattle And Roll
- -  Can't help falling in love(好きにならずにいられない)
 Black Sand Beach(ブラック・サンド・ビーチ)
 Live Young (恋のパームスプリング )


  上表について、左側に店名が入っている行の部分は 鎌倉のSさんが、ここ数年聴いてこられたエンディング曲のほんの一例です。 多いのはなんと言っても「Shake Rattle And Roll(シェイク・ラトル・アンド・ロール)」 です。この曲のオリジナルは別ですが、私はエルビス・プレスリーが、よくノリノリで歌っていたのを聴きました。 小気味良くて、いい曲ですね。元々原曲が良いので色々アレンジしても歌っても、バックの演奏も映えるのでさらにいいのではないでしょうか。

  Soul Train(ソウルトレインのテーマ)はアメリカのテレビ番組のテーマ曲で大ヒットしました。色々なレコードがあったと思いますが、私はなんと言ってもスリー・ディグリーズですね。歌って良し、踊って良し、ステージ衣装も良しと三拍子そろってました。スローナンバーの後に、この曲がエンディングにかかると、また踊りだしたくなるような曲ですね。

  Bittersweet Samba(ビタースウィート・サンバ)は、ラジオの深夜放送のオールナイトニッポンのテーマソングと言えば誰でもご存知と思います。THE MALTESE MELODY(マルタ島の砂)はアメリアッチの効いた曲で懐かしいです。この2曲はハーブ・アルパートとザ・ティファナ・ブラス(Herb Alpert The Tijuana Brass)の演奏です。

 ハーブ・アルパートは、トランペッターであり、作曲家であり、経営者(A&Mレコード会社の創始者の一人)と言う一人何役も出来る、才能がある凄い人です。ヒット曲も上記のような馴染みがあり、もう何も言うことないですね。

 Red River Rock(レッド・リバーー・ロック)の曲もエンディングで良く聴いた曲の一つです。Can't help falling in love(好きにならずにいられない)は、エルビスの映画で、それこそ大トリの曲で、しっくりじっくり歌い上げていました。

 Live Young (パームスプリングスの週末)は、六本木ケントスで1976年6月にオープン(当時、店は、俳優座の裏付近にあった)頃のバンド「パームスプリングス」のエンディング曲と言うことです。詳細は、「ケントスこぼれ話し その1」の「4)六本木ケントスで見たバンド」から、ご覧願えないでしょうか。この曲もノリノリのいい曲ですね。 まだまだ、エンディング曲のことを書けばあるのですが、今回は以上です。

 最後に、いつもの至らぬお節介かもしれませんが、上表の右欄に英語表記していますのは、この文字をコピーして動画サイト「ユーチューブ」で検索をかけて頂くと、動画などが見れます。(掲載日:2008年9月1日)

22)ケントスとツイスト

 ケントスとツイストと言えば切っても切り離せない関係だろうと思います。日本全国、毎夜ケントスある所に、この踊りが見られない店はないくらいではないでしょうか。私も既に「ケントスこぼれ話し」の「14)「かっこいいツイスト」の曲について」で、主に弘田三枝子さんの歌などについて書いています。今回、さらに私が以前ケントスで良く聴いたツイスト曲を中心に掲載したいと思っています。

 なお、右画像のコースターについては、「ケントスおもしろグッズ、その2」の「149)コースター、その3」で既に掲載中です。この絵は、文字でLET'S DO THE TWISTとあるようにツイストを踊っています。私の勝手な想像ながら、曲は「レッツ ツイスト アゲイン」でしょうか。シンプルながら文字もデザインも、いい感じですね。

  まず、曲名に入る前、ツイストそのものについて書きます。国語辞典の大辞泉にツイスト(twist)について「1960年ころ米国に起こり世界各国で流行した、足や腰をねじるように動かしながら踊るダンス」と表記されています。これ以上なんの補足も要らないくらい分かりやすいですね。

  あと、今回動画サイト「ユーチューブ」でツイストについて検索していると、この踊りの発祥と概略が解説されている動画がありました。この「ツイスト!」の動画は、短いながらも、この踊りの歴史が分かりやすいと思います。あと、リチャード・アンソニーなどの活躍からか、(私は仏語が全く分からないのですが)直訳読みするとフランス語版ホームページにも、ツイストの概略が書いてあり、あーそうかと思いながら見ていました。この二つのサイトを参照して、これから簡単な「ツイスト概略史」を書きます。

ツイスト概略史
  これらのサイトとから分かるのは、1950年代前半まではダンスと言えば社交ダンス形式でした。この踊りは、当時の若者には堅苦しい、自己表現が自由に出来ない、退屈な踊りとしてとらえられていたようです。その様な中、R&B(リズム アンド ブルース)が、この踊りに拍手やジャンプをもたらし、自由度を高めてきました。

  さらに時代は下りアメリカのハンク・バラードが最初に、このツイストブームの火付け役になったようで、その後、大爆発したのがチャビー・チェッカーの歌と踊り1960年(「ザ・ツイスト」)、1961年(「レッツ ツイスト アゲイン」)などと思われます。特に、(「レッツ ツイスト アゲイン」の曲は全米で13週連続の第一位でベスト100のランクにも26週入っていたようです。

 このように全米中で、このツイストブームは起きました。また、同時にヨーロッパや日本その他、世界中でもツイストの歌や踊りが席巻し、ツイストの曲でないと売れないみたいな現象まで起こっていたようです。私はこの頃、義務教育期間中でしたから一世代遅れとなりますが、それでもこのツイストブームは、テレビやラジオなどから流れておりライブで覚えています。それまで日本の歌謡曲しか歌っていない歌手も、この時期はツイスト関係を歌われていたのではないかと思います。
私が良く聴いたツイスト曲の一部
-
歌手名(オリジナルとは限らない) 邦  題 英語名(仏語含む)
1
チャビー・チェッカー レッツ ツイスト アゲイン Let's Twist Again
2
ハンク・バラード ザ・ツイスト The Twist
3
ジョイ・ディー&ザ・スターライターズ ペパーミント・ツイスト

Peppermint Twist

4
弘田三枝子 かっこいいツイスト

-

5
リチャード・アンソニー (かっこいいツイスト) Lecon de twist
6
ジャンニー・モランディ サンライト・ツイスト Go-Kart Twist
7
ビートルズ ツイスト アンド シャウト Twist and Shout

 以上のツイストの概略を述べつつ本題のケントスで良く聴いた曲や踊りなどについて書きます。まずは、最初はなんと言っても、このブーム爆発役とも言えるチャビー・チェッカーの「レッツ ツイスト アゲイン」は、本当に良く聴きましたし、全国どこのケントス店でも、一日1回は演奏される曲ではないでしょうか。

 ペパーミント・ツイストも、ノリノリの曲ですね。また、聴きようによっては「パッパッパ シュバー、パッパッパ シュバー・・・」とも掛声が入るため、馴染み易くノリやすい要因でしょうか。

 「かっこいいツイスト」(仏語名:Lecon de twist 、英語名:Twistin' the Twistin)は、弘田三枝子さんと仏語版のリチャード・アンソニーを入れましたが、私の耳では弘田さんの方が断然良くて馴染みやすく、それこそ「かっこいい」歌い方です。この時代の日本の歌手は、このようなアップテンポでもスローバラードでも何でも、うまい歌い方をされていました。基本が、しっかりされていたのでしょうか。

補足:「サンライト・ツイスト」の部分のみ(追加日:2008年8月28日)
 サンライト・ツイストと言う曲は、イタリア映画『太陽の下の18才』と同名曲のB面に入っていた曲で英語名「Go-Kart Twist」です。日本人歌手も色々な方が歌っておられたと思います。あとケントス関係と言えば、私は1986年10月19日六本木ケントスオープン10周年記念パーティーのレコード=『WE LOVE KENTO'S』の中に納められている当時の仙台ケントス・バンド「橋本ミカ&キャデラック」の歌が印象深いです。

 特に、女性ボーカル・橋本ミカさんの「サンライト・ツイスト」の歌い方は、迫力あって会場を圧倒している感じに聴こえました。(この歌い方や『WE LOVE KENTO'S』全体についての私の感想などは、既に掲載中ですので、ここからご覧下さい) 現在のケントスでも歌われる方が多いと思いますが、この曲がかかるとステージも店内も一気にヒートアップしてツイストを踊る人も多いと思います。この曲も、なかなかいいと思います。 (補足は以上)

 あと、ツイスト関連の曲とかツイストの踊れる曲は、沢山あり過ぎて書けないのですが、今回曲名に「ツイスト(twist)」の文字が入っているのにこだわりましたので、締めはビートルズの「ツイスト アンド シャウト」にします。これは、文句なくいいですね。ケントスのバンドではリードボーカルだけでなく、バックコーラスも役割大きいのではないでしょうか。

 これまでケントスで良く聴いたツイスト曲を中心にを書いてきました。このツイストの曲と踊りは、現在進行形ではあるのですが、改めて考えて直してみて地球規模で多大な影響を与えたのではないでしょうか。ダンス形式にこだわることなく、一人でも二人でも大勢でも、誰でも自由に個人でも表現できて、痩せている人でも太っている人でも、それなりに絵になり、場所を選ばず、既に友人の人でも新しい人でも直ぐに親しめる、そのような踊りと思います。ツイストは、ある種それまでのダンスに革命をもたらしたものと言っても過言ではないと思います。

 以上が、私の「ツイストの一考察」(笑い)でした。このツイストとオールディーズ全体の曲調は同一同体のようなものであって、これがオールディーズの生命力の強い根源とも思います。

 最後に、至らぬお節介かもしれませんが、上表の右欄に英語(仏語含む)表記していますのは、この文字をコピーして動画サイト「ユーチューブ」で検索をかけて頂くと、1960年代の動画などが見れます。沢山ヒットする場合もありますので、出来るだけオリジナルもしくは古い年代をご参照して下さらないでしょうか。(掲載日:2008年8月15日)

21)ケントス来演の海外アーティスト
ケントス来演の主な海外アーティスト(一部)
-
アーティスト名(葉書掲載の名前) 通称名(注) 来 演 年 月
1
The Temptations Tribute  テンプテーションズ 2002年12月、2003年9月 2004年6月、2005年10月 2007年9月
2
The Three Degrees スリー・ディグリーズ 2002年7、2003年4月、2004年3月、2005年2月
3
The Sound Of the Supremes シュープリームス

2003年12月、2005年6月、2006年6月 2007年2月

4
The Stylistics    スタイリスティックス

2005年4月、2006年4月、 2006年12月、 2007年6月

5
The Back Ram Platters  プラターズ 2003年7、2004年9月
6
Ben E. King  ベン・E.キング 2004年11月
7
The Kokomo Beach Band ココモ・ビーチバンド 2005年7月
  今回、右表を作成する前にケントスに良く来演している海外アーティストの名前などを知りたくて、ケントスグッズなどの画像を沢山頂いている鎌倉のSさんから、教えて頂きました。

 (頭の番号は私が見やすいように付けたもので何の意味もありません) なお、Greg Miller(エルビスのそっくりさん)も来演は多数ありますが、表には掲載していません。

  あと、Sさんのメールには概要「案内ハガキは2002年頃から頻繁に来るようになったような気がします。 2002年からのハガキを色々見ていますと全部がある訳ではないので漏れている部分もあるかも知れません」とも書いてあり、表にあるアーティストだけではないかもしれませので、この点はご了承願います。

  ここからアーティスト名や通称名(注)などについて書きます。一番肝心な名前ですが、表には来演時前の案内葉書及び通称名含めて簡単に記していますが、これが実は、けっこうややこしいのです。オールディズの名曲の一つと言うべき「スタンド・バイ・ミー」のヒット曲で有名なBen E. Kingは個人ですから当然本人ですが、グループではStylisticsやThree Degreesはオリジナルの継続、それ以外は様々な変遷があっての現在名と思われます。

 このように途中交代があってもデビュー当時のオリジナルメンバーの残っているグループもいれば、全部メンバーが替ってオリジナルの名前を使えないが歌っている曲は当時と同じみたいな、さらに別の違ったやり方など、なかなか分かりずらいのです。なにせ私が学生時代から聴いているアーティストがほとんどですから、その当時から数えても既に約40年以上で年齢的なものもあるでしょう。

  また、そのほかにも様々な理由や経過を経て近年はトリビュートとかリスペクトとか言われているグループが活躍されていることが改めて、この表の作成をしてみて分かりました。個人的にはオリジナルメンバーが大ヒットされた偉大さや凄さも充分理解しつつも、CDや録画だけでなく、生の歌声を出しておられる現役メンバーも大いに素晴らしいのではないでしょうか。

 私は大阪時代含めてケントスに来演アーティストが来ていることは店内の新聞などで知ってはいましたが、そのほとんどが東京圏内の店だったと思います。世界的にヒットを飛ばしたグループなどの来演案内を知ると「えっ、あのスリーディグリーズやシュープリームスがケントスのステージで歌うの? あー、一度は聴いてみたいなあ」と、なかなか叶わぬこととは言え、そう思ってもいました。それに、どこかのコンサートホールよりも本当に間近で生のステージが聴けるのですから、うらやましいなあと思ったことも確かでした。

  と、言う訳で私は残念ながら海外アーティストのケントスでのステージは見ていませんが、私の学生時代か20歳代前半頃、テレビ、ラジオなどから良く流れていた時期の感想を書いておきます。あと、「このようなグループや歌は見たことも聴いたこともない」と言う若い方へ、至らぬお節介かもしれませんが、動画サイト「ユーチューブ」に右上表のグループ名もしくは下記の曲名(いずれも英語の記入)を検索して、ご覧願います。沢山出てきますので、出来るだけオリジナルもしくは古い年代をご参照して下さらないでしょうか。

 まず、スリー・ディグリーズ(The Three Degrees )は「天使のささやき(When Will I See You Again)」、「荒野のならず者(Dirty Ol' Man )、「ソウル・トレインのテーマ(The Sound Of Philadelphia )」など、70年代の女性コーラスを代表するようなグループでした。 曲は明るくて誰にでも馴染みやすく踊りも、 さらにはステージ衣装もいいし三拍子も四拍子も揃っていたグループで日本ではヒットをガンガン飛ばしていたと思います。

  シュープリームス(The Supremes)は、皆様ご存じの通り「ダイアナロスとシュープリームス(Diana Ross & The Supremes)」と言った方が印象深いのではないでしょうか。フリー百科事典『ウィキペディア』によるとダイアナロスはシュープリームス時代だけでも12曲(ソロとしては6曲)のビルボード1位獲得と言うのですから凄いヒット曲数ですね。伸びやかでアップテンポな曲をさらに生きいきとさせるような声、若い頃から他を圧倒するようなオーラと言いますか、何か違うものを放っておられたような気がします。

  シュープリームスは数多いヒット曲があるので選ぶのも大変ですが、私が良く聴いたと言うことで次の曲目を上げておきます。「愛はどこへ行ったの(Where Did Our Love Go)」。「ベイビー・ラヴ(Baby Love )」、「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ(Stop! In the Name of Love )」、「恋はあせらず(You Can't Hurry Love )」、「キープ・ミー・ハンギン・オン (You Keep Me Hangin' On )」、「ラヴ・チャイルド(Love Child )」

 このようなことをずっと書いていましたら本題の「ケントスこぼれ話し」から離れていきますので、今回はこのくらいにします。いずれにしましても、グループとしては色々な経過や変遷があったとしても生のステージで、これだけのヒット曲を聴けるのは、改めていいのではないかなあと思いました。(掲載日:2008年3月14日)


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