ケントスこぼれ話し (その2)
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25)ケントスおもしろグッズ200個を掲載して | 26)インターネット時代のケントス、その7 |
23)ケントスとエンディング曲 | |
21)ケントス来演の海外アーティスト | 22)ケントスとツイスト |
26)インターネット時代のケントス、その7 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回の「26)インターネット時代のケントス、その6」を掲載しましたのは、2008年3月6日でしたから相当経ってしまいました。この当時のケントス店からしても閉店や開店など、いくつ変化があったのでしょうか。私のようにノンビリと更新していると、状況の激変についていけないような感じです。右表からクリックしてみますと、どこのサイトも、なかなか工夫した作りですね。 あと今回、古い話で恐縮ですが、私が全国のケントス店巡りを盛んにしていた1980年代後半、1990年代前半の頃、あくまでも述べの店舗数ですが、30数店行きました。その当時、常時の店舗数では25店位あったのですから、現在では約半分以下になったようです。(ご参考までに、一例「全国ケントス、1990年当時(24店) 」) この当時と対比して正直言いまして、なんか寂しい感じはします。しかし、時代の変化、不況その他の要因は、様々でしょうし、止むを得ないことも私なりに分かってはいます。ただ、そうは言ってもライブのステージの店があると、ないとでは大違いであることは、これまた分かり過ぎる位に分かってもいます。オールディズの歌と、店舗とゴチャマゼにしたらいけませんが、息長く頑張って欲しいなあと思います。 昨今の歌でいつの間にかヒットして、半年もしない内か、あるいはいつの間にもう聴かれなくなってしまっている曲も多い中で色々時代の変化はあってもオールディズの息長い生命力は、コマーシャルなどにも繰り返し利用されているところを聴くと改めてそう感じます。これら'50〜'60年代のオールディズに、'70〜'90年代のヒット曲も仲間入りでしょうし、それはそれでいいのかなあとも思っています。 いつの時代も、いい曲は年代を超えていい曲でしょうし、だからこそスタンダードナンバーとも言われるのかしれません。「たかが歌、されど歌」で、自分の聴いた年代と限定しても、FMラジオ、テレビ、CDだけでなくユーチューブなどの動画サイトから流れくる曲の中には懐かしさだけではなく、なんか新鮮さや、漠然とした良ささえ感じるのは私だけでしょうか。さらに歌として聴く場合は、やはり”生音楽”、ライブのステージが一番ですよね。色々な意味からも上表の店は頑張って欲しいです。(掲載日:2010年10月30日) |
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25)ケントスおもしろグッズ200個を掲載して | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009年9月1日で「ケントスおもしろグッズ」掲載が、丁度200個を迎えました。詳細は、「ケントスおもしろグッズ、その1=1〜100、その2=101〜199、その3=200〜掲載中」をご参照願います。実は、2006年11月、グッズ100個掲載時にも同じような標題で「ケントスおもしろグッズ100個を掲載して」を書きました。このようなことが出来ましたのは、ひとえに全国の皆様のおかげであると心から思い、大変感謝しております。 |
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24)ケントスの女性プレーヤー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「ケントスこぼれ話し」第24回目は、「ケントスの女性プレーヤー」特集です。この特集、実はいつも「ケントスおもしろグッズその1」、「その2」シリーズに画像を送って頂いている鎌倉のSさんからのメール情報をもとに、ほぼそのまま作成しました。Sさんが調べられた内容(下記点線内、2009年3月現在の情報)をご覧頂けないでしょうか。(一部文章を上野の方で追加しています) ----------------------------------------------------------------------- まず、銀座ケントスのバンド『Bless OF GK.』ですが、なんとドラムが女性です。日本全国ケントスでドラムが女性は銀座店だけでしょう。そしてトランペットが女性です。 新宿ケントスのバンド『HIJACK』は、少し前まではSaxが女性でしたが、今、女性はいません。 六本木ケントスのバンド『Flames』は、ボーカル以外の女性は見たことがありません。ゲストバンドでは、『Scar Face Project』のSaxが女性です。『Reflexion』は、トランペットが女性です。 あとは、ホームページを見て確認しただけですが、 ・京都ケントスのバンド『Yellow Jackets』は、キーボードとsaxが女性。 ・静岡ケントスのバンド『Full House』は、Saxが女性。 ・沖縄ケントスのバンド『Dynamites』は、なし。 ・博多ケントスのバンド『Lollipop』、『Shadows』共になし。 ・広島ケントスのバンド『Magic Tones』、『Bops』共になし。 ・岡山ケントスのバンドの情報はホームページが開けず不明。 ・梅田ケントスのバンド『Big Apple』はなし。『NANIWA音楽隊』は、なし。 ・名古屋ケントスのバンド『Revels』は、多分キーボードが女性。 ・新潟ケントスのバンド『Cool Beats』は、なし。 ・仙台ケントスのバンド『Cadillac』は、キーボードが女性。 -------------------------------------------------------------------------------- 以上のメール情報に対して、改めて感謝申し上げます。 私も全国のケントス店を巡っていた頃、女性ボーカル以外でプレイヤーとして例えばキーボードとかサックス担当の方は、良く見ました。ただ、ステージの前列中央は、どこの店でも男女のボーカル担当の“指定場所“ですから、常時見ていた訳では当然ありません。しかし、ソロ演奏みたいな時には女性プレイヤーへもスポットライトが当たりますから良く見えますし、また、格好良かったですね。 あと、もうかなりの以前のことですが、女性プレイヤーの話と言えば、あるケントス店のバンドマスターとステージの休憩時間に話す機会がありました。私の方から「なんか他の店に比べ華やかな感じがしますね」と問いかけると、「うちはメンバー7人中、3名(ボーカル1、プレイヤー2)女性ですから、女で持っているようなバンドです。男は頭が上がらないのですよ(笑い)」と返事しておられました。 ケントスのステージ内容は、どこの店でも当時も今も基本的には変わらないでしょうから、1日6回位のステージは、女性にとってなかなかだとは思います。体に注意されつつ、プレイヤーとしても頑張ってもらいたいですね。そして、いい演奏を聴きたいです。(掲載日:2009年3月28日) |
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23)ケントスとエンディング曲 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回のテーマは、ケントスのステージで良く聴くエンディング曲です。はじめ、いつも「ケントスおもしろグッズその1」、「ケントスおもしろグッズその2」のページに様々な写真などを送って下さる鎌倉のSさんから、今回も情報は頂きました。それをもとに作ったのが、下表です。この表などの説明の前に、私が全国のケントス店で聴いたエンディングの特徴や感想などから先に書いていきたいと思っています。 ケントスのエンディング曲と言えば最終ステージまで店にいなければ、たいてい休憩前の演奏だと思います。ですから、あんまり長くダラダラの演奏は聴いたことありません。シャッシャシャとアップテンポ気味で、さらりと切れ上がる曲が多いと思われます。 このようなことを書くと、「オールディズの曲なら全部アップテンポばかりだから、どれでもエンディング曲になるのでは?」とのご指摘をうけそうです。それはその通りかもしれませんが、意外と全部がぜんぶエンディング曲にはなっていませんでした。覚えの悪い私のことですから曲名一つひとつまで記憶していませんが、オールディズのいい曲だからと言っても向き不向きがあるようでエンディング曲に直ぐできるのでもないようです。 また、過去の栄光の話みたいに聞こえますが、ケントスが全国展開全盛期頃は30数店舗あったのですから、そのバンドの数だけエンディング曲もあったことでしょう。けっこうバンドごとに工夫しておられるのではないでしょうか。私が良く通っていた梅田ケントスのステージでは、店のオープン当初の頃からしばらくしてブラック・サンド・ビーチ(Black Sand Beach)をアレンジしたいいエンディング曲もありました。 この曲の元々は、皆様ご存知の通り「加山雄三とザ・ランチャーズ」の演奏です。もちろん、日本の曲ながらオールディズのステージにも良く合ってました。この曲で休憩に入ると、次のステージも聴いてみようかなあと思いましたし、インスツルメントの名曲でしょうか、エンディングにも合うはずです。
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ケントスとツイストと言えば切っても切り離せない関係だろうと思います。日本全国、毎夜ケントスある所に、この踊りが見られない店はないくらいではないでしょうか。私も既に「ケントスこぼれ話し」の「14)「かっこいいツイスト」の曲について」で、主に弘田三枝子さんの歌などについて書いています。今回、さらに私が以前ケントスで良く聴いたツイスト曲を中心に掲載したいと思っています。 なお、右画像のコースターについては、「ケントスおもしろグッズ、その2」の「149)コースター、その3」で既に掲載中です。この絵は、文字でLET'S DO THE TWISTとあるようにツイストを踊っています。私の勝手な想像ながら、曲は「レッツ ツイスト アゲイン」でしょうか。シンプルながら文字もデザインも、いい感じですね。 まず、曲名に入る前、ツイストそのものについて書きます。国語辞典の大辞泉にツイスト(twist)について「1960年ころ米国に起こり世界各国で流行した、足や腰をねじるように動かしながら踊るダンス」と表記されています。これ以上なんの補足も要らないくらい分かりやすいですね。 あと、今回動画サイト「ユーチューブ」でツイストについて検索していると、この踊りの発祥と概略が解説されている動画がありました。この「ツイスト!」の動画は、短いながらも、この踊りの歴史が分かりやすいと思います。あと、リチャード・アンソニーなどの活躍からか、(私は仏語が全く分からないのですが)直訳読みするとフランス語版ホームページにも、ツイストの概略が書いてあり、あーそうかと思いながら見ていました。この二つのサイトを参照して、これから簡単な「ツイスト概略史」を書きます。 ツイスト概略史 これらのサイトとから分かるのは、1950年代前半まではダンスと言えば社交ダンス形式でした。この踊りは、当時の若者には堅苦しい、自己表現が自由に出来ない、退屈な踊りとしてとらえられていたようです。その様な中、R&B(リズム アンド ブルース)が、この踊りに拍手やジャンプをもたらし、自由度を高めてきました。 さらに時代は下りアメリカのハンク・バラードが最初に、このツイストブームの火付け役になったようで、その後、大爆発したのがチャビー・チェッカーの歌と踊り1960年(「ザ・ツイスト」)、1961年(「レッツ ツイスト アゲイン」)などと思われます。特に、(「レッツ ツイスト アゲイン」の曲は全米で13週連続の第一位でベスト100のランクにも26週入っていたようです。 このように全米中で、このツイストブームは起きました。また、同時にヨーロッパや日本その他、世界中でもツイストの歌や踊りが席巻し、ツイストの曲でないと売れないみたいな現象まで起こっていたようです。私はこの頃、義務教育期間中でしたから一世代遅れとなりますが、それでもこのツイストブームは、テレビやラジオなどから流れておりライブで覚えています。それまで日本の歌謡曲しか歌っていない歌手も、この時期はツイスト関係を歌われていたのではないかと思います。
以上のツイストの概略を述べつつ本題のケントスで良く聴いた曲や踊りなどについて書きます。まずは、最初はなんと言っても、このブーム爆発役とも言えるチャビー・チェッカーの「レッツ ツイスト アゲイン」は、本当に良く聴きましたし、全国どこのケントス店でも、一日1回は演奏される曲ではないでしょうか。 |
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21)ケントス来演の海外アーティスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(頭の番号は私が見やすいように付けたもので何の意味もありません) なお、Greg Miller(エルビスのそっくりさん)も来演は多数ありますが、表には掲載していません。 あと、Sさんのメールには概要「案内ハガキは2002年頃から頻繁に来るようになったような気がします。 2002年からのハガキを色々見ていますと全部がある訳ではないので漏れている部分もあるかも知れません」とも書いてあり、表にあるアーティストだけではないかもしれませので、この点はご了承願います。 ここからアーティスト名や通称名(注)などについて書きます。一番肝心な名前ですが、表には来演時前の案内葉書及び通称名含めて簡単に記していますが、これが実は、けっこうややこしいのです。オールディズの名曲の一つと言うべき「スタンド・バイ・ミー」のヒット曲で有名なBen E. Kingは個人ですから当然本人ですが、グループではStylisticsやThree Degreesはオリジナルの継続、それ以外は様々な変遷があっての現在名と思われます。 このように途中交代があってもデビュー当時のオリジナルメンバーの残っているグループもいれば、全部メンバーが替ってオリジナルの名前を使えないが歌っている曲は当時と同じみたいな、さらに別の違ったやり方など、なかなか分かりずらいのです。なにせ私が学生時代から聴いているアーティストがほとんどですから、その当時から数えても既に約40年以上で年齢的なものもあるでしょう。 また、そのほかにも様々な理由や経過を経て近年はトリビュートとかリスペクトとか言われているグループが活躍されていることが改めて、この表の作成をしてみて分かりました。個人的にはオリジナルメンバーが大ヒットされた偉大さや凄さも充分理解しつつも、CDや録画だけでなく、生の歌声を出しておられる現役メンバーも大いに素晴らしいのではないでしょうか。 私は大阪時代含めてケントスに来演アーティストが来ていることは店内の新聞などで知ってはいましたが、そのほとんどが東京圏内の店だったと思います。世界的にヒットを飛ばしたグループなどの来演案内を知ると「えっ、あのスリーディグリーズやシュープリームスがケントスのステージで歌うの? あー、一度は聴いてみたいなあ」と、なかなか叶わぬこととは言え、そう思ってもいました。それに、どこかのコンサートホールよりも本当に間近で生のステージが聴けるのですから、うらやましいなあと思ったことも確かでした。 と、言う訳で私は残念ながら海外アーティストのケントスでのステージは見ていませんが、私の学生時代か20歳代前半頃、テレビ、ラジオなどから良く流れていた時期の感想を書いておきます。あと、「このようなグループや歌は見たことも聴いたこともない」と言う若い方へ、至らぬお節介かもしれませんが、動画サイト「ユーチューブ」に右上表のグループ名もしくは下記の曲名(いずれも英語の記入)を検索して、ご覧願います。沢山出てきますので、出来るだけオリジナルもしくは古い年代をご参照して下さらないでしょうか。 まず、スリー・ディグリーズ(The Three Degrees )は「天使のささやき(When Will I See You Again)」、「荒野のならず者(Dirty Ol' Man )、「ソウル・トレインのテーマ(The Sound Of Philadelphia )」など、70年代の女性コーラスを代表するようなグループでした。 曲は明るくて誰にでも馴染みやすく踊りも、 さらにはステージ衣装もいいし三拍子も四拍子も揃っていたグループで日本ではヒットをガンガン飛ばしていたと思います。 シュープリームス(The Supremes)は、皆様ご存じの通り「ダイアナロスとシュープリームス(Diana Ross & The Supremes)」と言った方が印象深いのではないでしょうか。フリー百科事典『ウィキペディア』によるとダイアナロスはシュープリームス時代だけでも12曲(ソロとしては6曲)のビルボード1位獲得と言うのですから凄いヒット曲数ですね。伸びやかでアップテンポな曲をさらに生きいきとさせるような声、若い頃から他を圧倒するようなオーラと言いますか、何か違うものを放っておられたような気がします。 シュープリームスは数多いヒット曲があるので選ぶのも大変ですが、私が良く聴いたと言うことで次の曲目を上げておきます。「愛はどこへ行ったの(Where Did Our Love Go)」。「ベイビー・ラヴ(Baby Love )」、「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ(Stop! In the Name of Love )」、「恋はあせらず(You Can't Hurry Love )」、「キープ・ミー・ハンギン・オン (You Keep Me Hangin' On )」、「ラヴ・チャイルド(Love Child )」 このようなことをずっと書いていましたら本題の「ケントスこぼれ話し」から離れていきますので、今回はこのくらいにします。いずれにしましても、グループとしては色々な経過や変遷があったとしても生のステージで、これだけのヒット曲を聴けるのは、改めていいのではないかなあと思いました。(掲載日:2008年3月14日) |
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