ログハウスの12か月
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花咲き始め
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私のログハウスまわりで1月頃より楽しめる花といえば、まずは水仙です。寒い中でも凛と咲いている可憐な花とおだやかな香りはいいものです。あと、椿や2月頃からの梅の花も、桜ほどの派手さはないものの、この季節なくてはならないものです。私がこの時季、良く撮りに行くのが((小学校の校区が同じ)弥勒寺町の梅です。(『弥勒寺町の梅』写真集は、ここからご覧下さい) 菜の花は春を呼ぶような花で、たまに蜜蜂か名もない昆虫たちももこの季節を待っていたかのように近くを飛び始めています。 菜の花と言えば、大村市東野岳町では、菜の花畑があり、この中に入ると春が来た実感と、郡岳(こおりだけ)をバックに入れた撮影は楽しいものでした。(この野岳菜の花畑写真は、ここからご覧下さい) 地面に咲く花は、この時季あまり大きな花はありません。でも、小さいながら、時には冷たい雨をものともせずに一生懸命咲いている花を見ると、なんか「頑張れよ」と声掛けたくなります。 これらの時季を越しながら待っていると、いよいよ3月終わり頃か4月初めからか、シャクナゲ、つつじ、桜の花が咲き乱れはじめます。 平安時代の歌人に在原業平がいました。この人は、桜を次(『古今集』)のように詠んでいます。 下記の<>内は、素人訳です。 世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし < この世に桜というものがなければ、春になっても心せかされることもなく、もっとのどかにできるのになあ > 下手の横好きで、花の季節になると毎年のように飽きもせずに週末や休みにはデジタルカメラをぶら下げて、「今週はシャクナゲ」、「来週は桜」、「次ぎは天然記念物の大村桜」などと、走り回って自宅にあまりいません。それで、在原業平のほどの心境まで分らなくても、私なりに「春の心はのどけからまし」にならないかなあと思っています。(掲載:2005年3月25日) |
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